2021年5月5日水曜日

【読了】ヒュー・ロフティング著/河合祥一郎訳『新訳 ドリトル先生航海記』(角川つばさ文庫)

 イギリス出身の児童文学作家ヒュー・ロフティング(Hugh Lofting, 1886年1月14日~1947年9月26日)の児童小説『ドリトル先生航海記 The Voyages of Doctor Dolittleを読みました。アメリカの出版社 Frederick A. Stokes Company から、ロフティング36歳のとき(1922年8月)に出版された作品です。1920年に出版された『ドリトル先生アフリカへ行く』に続くシリーズ第2作目です。

 第1作『アフリカへ行く』のほうは7年前に読み終えていました。その時はそれほどピンと来なかったので続編は読んで来なかったのですが、ここに来て少し、動物とおしゃべりするのも悪くないかと、ロフティングのやさしい世界観に馴染んできて、改めて続編を読んでみる気になりました。

 近年、シリーズ全巻の新訳を出された河合祥一郎(かわいしょういちろう)氏の翻訳で読みました。

ヒュー・ロフティング著

河合祥一郎(かわいしょういちろう)訳

『新訳 ドリトル先生航海記』

(角川つばさ文庫、2011年7月)


 河合訳は昨年、大人向きに書き直した角川文庫版も出ています。ただもともと子供向きの作品なので、読みやすいのが一番だと思い、角川つばさ文庫のほうで読み進めました。

ヒュー・ロフティング著

河合祥一郎(かわいしょういちろう)訳

『新訳 ドリトル先生航海記』

(角川文庫、2020年2月)


 周知の井伏鱒二(いぶせますじ)訳『ドリトル先生航海記』は、もともとに講談社の世界名作全集24(1952年2月)として刊行されたのが最初です。その8年後に岩波少年文庫194(1960年9月)として、またその翌年に岩波書店のドリトル先生物語全集2(1961年10月)として、それぞれ再刊されました。

 私が知っていたのは岩波少年文庫のほうです。昔はそれほど興味を覚えなかったのですが、今読んでみると、小中学生のころまでに、このシリーズに夢中になる機会があったなら、自分が知らなかった新しい世界が広がっていたのだろうなと思いました。総じて明るく優しい気分に包まれた、夢にあふれる楽しい作品でした。

ヒュー・ロフティング著

井伏鱒二(いぶせますじ)訳

『ドリトル先生航海記』

(岩波少年文庫022、改版、2000年6月。初版は1960年9月)


 まだ全巻一気に読まなければ!というほどハマっているわけではないので、また少し時間を置いてから、ゆっくり読み進めていこうと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿