2026年1月5日月曜日

【Chat GPT との対話】太平洋戦争「玉砕/撤収/大敗・消耗」時系列まとめ(日本側)

昨年冬から Chat GPT  を始めました。使ってみると、有能な秘書を月額3,000円で雇えている感覚で、知的刺激に満ちた楽しい時間を過ごせています。あくまでネット上に公開されている様々なデータを高速で調べてわかりやすく整理して回答してくれる存在なので、その限界を知ったうえでうまく使うと面白い。苦手な分野を知ったかぶりして堂々と間違えるので、気をつけないとつい騙されそうになりますが、御愛嬌。人間もいくらでも間違うことはあるので、かえって親しみがわきました。絵や地図、図形をともなう問題の解決はまだ苦手な様子です。とりあえず飽きるまでいろいろ試します。

『ペリリュー 楽園のゲルニカ』を読んで、そもそもペリリュー島の戦いが、太平洋戦争の流れの中でどのような位置づけとなるのか興味がわきました。Chat GPTと対話を重ね、今後の個人的な参照用にまとめてみました。(「玉砕/撤収/大敗・消耗」という区分は栗木のその場の発案によるものですが、類似の先行研究を見逃しているようでしたらご教示ください。)ペリリュー島の戦いは⑨です。これらの戦いを地図上に表したかったのですが、それは Chat GPT の苦手分野のようで、ヘンテコな地図が出てきました。



太平洋戦争:日本側の主要な「玉砕/撤収/大敗・消耗」時系列

①1942/8–1943/2
 ガダルカナル島の戦い(撤収)……ソロモン諸島(南太平洋)
  第17軍(第2師団・第38師団など)
   ⇒1943/2/7 撤収完了(ケ号作戦)

②1942/11
 第三次ソロモン海戦(大敗・消耗)……ソロモン諸島海域
  連合艦隊(主に第二艦隊)
   ⇒1942/11/15 戦闘終結

③1943/3
 ビスマルク海海戦(大敗・消耗)…ニューギニア北方海域
  第18軍輸送船団(護衛:第八艦隊等)
   ⇒1943/3/4 船団壊滅

④1943/5
 アッツ島の戦い(玉砕)…アリューシャン列島
  北海守備隊(独立歩兵第301大隊等)
   ⇒1943/5/29 玉砕(最終突撃)

⑤1943/11
 タラワの戦い(玉砕)…ギルバート諸島(中部太平洋)
  第3特別根拠地隊
   ⇒1943/11/23 守備隊壊滅

⑥1944/1–2
 クェゼリンの戦い(玉砕)…マーシャル諸島
  第6根拠地隊
   ⇒1944/2/6 守備隊壊滅

⑦1944/6–7
 サイパンの戦い(玉砕)…マリアナ諸島
  第43師団・第47独立混成旅団等
   ⇒1944/7/7 玉砕(組織的抵抗終末)

⑧1944/6–7
 フィリピン海海戦(大敗・消耗)…マリアナ沖
  第一航空艦隊・機動部隊
   ⇒1944/6/20 戦闘終結

⑨1944/9–1945/4
 ペリリューの戦い(玉砕)…パラオ諸島
  第14師団(歩兵第2連隊中心)
   ⇒1945/4/27 守備隊事実上壊滅

⑩1944/10
 レイテ沖海戦(大敗・消耗)…フィリピン周辺海域
  連合艦隊主力
   ⇒1944/10/26 戦闘終結

⑪1945/2–3
 硫黄島の戦い(玉砕)…小笠原諸島
  第109師団
   ⇒1945/3/26 守備隊玉砕発表

⑫1945/4–6
 沖縄戦(玉砕)…南西諸島(沖縄本島)
  第32軍
   ⇒1945/6/23 組織的戦闘終結



【参考文献】

 ①防衛庁防衛研修所戦史部 編
  『戦史叢書 南太平洋陸軍作戦〈2〉ガダルカナル・ブナ作戦』
  (朝雲新聞社、1969年7月)

 ②防衛庁防衛研修所戦史部 編
  『戦史叢書 南東方面海軍作戦〈2〉ガ島撤収まで』
  (朝雲新聞社、1975年8月)

 ③防衛庁防衛研修所戦史部 編
  『戦史叢書 南東方面海軍作戦〈3〉ガ島撤収後』
  (朝雲新聞社、1976年8月)

 ④防衛庁防衛研修所戦史室 編
  『戦史叢書 北東方面陸軍作戦〈1〉アッツの玉砕』
  (朝雲新聞社、1968年12月)

 ⑤⑥⑦防衛庁防衛研修所戦史室 編
  『戦史叢書 中部太平洋陸軍作戦〈1〉マリアナ玉砕まで』
  (朝雲新聞社、1967年7月)

 ⑧防衛庁防衛研修所戦史部 編
  『戦史叢書 マリアナ沖海戦』
  (朝雲新聞社、1968年2月)

 ⑨⑪防衛庁防衛研修所戦史室 編
  『戦史叢書 中部太平洋陸軍作戦〈2〉ペリリュー・アンガウル・硫黄島』
  (朝雲新聞社、1968年2月)

 ⑩防衛庁防衛研修所戦史室 編
  『戦史叢書 海軍捷号作戦〈2〉フィリピン沖海戦』
  (朝雲新聞社、1972年6月)

 ⑫防衛庁防衛研修所戦史部 編
  『戦史叢書 沖縄方面陸軍作戦』
  (朝雲新聞社、1968年1月)

以上の詳しい書誌情報は、防衛研究所(National Institute for Defense Studies)のホームページ「史料室>戦史叢書シリーズ一覧」に公開されている電子版によって確認し、適宜修正した。

2026年1月3日土曜日

【読了】武田一義著『ペリリュー 楽園のゲルニカ 1・2・3』(白泉社、2016-17年)

 Kindle Unlimited で以前から気になっていた武田一義(たけだかずよし)氏の戦争漫画『ペリリュー ‐楽園のゲルニカ』が第1巻から第6巻まで無料公開されていたので、この機会に読んでみることにしました。まずは第1・2・3巻の3冊。

 ペリリュー島の戦いは、1944年9月15日から11月27日にかけて行われた太平洋戦争末期の戦闘です。日米両軍は孤立した島の戦場において、長期にわたる激しい消耗戦を展開しました。米軍は約8,000人に及ぶ死傷者を出し、日本軍守備隊約1万人はほぼ壊滅状態となり、終戦後まで島内に潜伏していた兵士のうち、1947年4月に帰順した者は34人であったとされています〈※この説明は、ChatGPTとの対話によって生成。文責は栗木。〉


 

武田一義(たけだかずよし 1975- )著
平塚柾緒(ひらつかまさお 1937- 太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 1』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2016年7月)

 第1話 ペリリュー島 昭和19年 夏(『ヤングアニマル』2016年4号)
 第2話 楽園    (『ヤングアニマル』2016年5号)
 第3話 戦場    (『ヤングアニマル』2016年6号)
 第4話 戦いの朝  (『ヤングアニマル』2016年8号)
 第5話 声     (『ヤングアニマル』2016年9号)
 第6話 虹の下   (『ヤングアニマル』2016年10号)
 第7話 落日    (『ヤングアニマル』2016年12号)



武田一義 著
平塚柾緒(太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 2』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2017年1月)

 第8話 遭遇     (『ヤングアニマル』2016年13号)
 第9話 合流と漂流  (『ヤングアニマル』2016年14号)
 第10話 命の水    (『ヤングアニマル』2016年15号)
 第11話 捨て石たち  (『ヤングアニマル』2016年16号)
 第12話 守るものたち (『ヤングアニマル』2016年17号)
 第13話 空      (『ヤングアニマル』2016年18号)
 第14話 持久に徹す  (『ヤングアニマル』2016年20号)
 第15話 開戦36日目  (『ヤングアニマル』2016年21号)



武田一義 著
平塚柾緒(太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 3』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2017年7月)

 第16話 空腹の日    (『ヤングアニマル』2016年23号)
 第17話 散開      (『ヤングアニマル』2016年1号)
 第18話 爆煙の道    (『ヤングアニマル』2016年2号)
 第19話 家路      (『ヤングアニマル』2016年3号)
 第20話 戦利品     (『ヤングアニマル』2016年4号)
 第21話 請願      (『ヤングアニマル』2016年6号)
 第22話 仲間      (『ヤングアニマル』2016年7号)
 第23話 11月24日(前編) (『ヤングアニマル』2016年8号)

2025年12月28日日曜日

【読了】与謝野晶子訳『源氏物語』第29・30・31帖「行幸」「藤袴」「真木柱」

 与謝野晶子(よさのあきこ。1878-1942)氏による現代語訳『源氏物語』。12月は、

  第29帖「行幸(みゆき)」〈https://amzn.to/4b4t198
  第30帖「藤袴(ふじばかま)」〈https://amzn.to/4qRYBLK
  第31帖「真木柱(まきはしら)」〈https://amzn.to/4b3A6qo

の3帖を読みました。玉鬘十帖のうち第8・9・10帖です。ちょっと中だるみに感じた玉鬘のお話も、実の父親と感動の再開ののち、急転直下で結婚が決まるあたりは予想外で、一気に読み進めることができました。このあとに続く、息子の結婚が決まるための舞台設定として、玉鬘のお話が生きてくることも理解できました。

 与謝野『源氏』は、全帖「青空文庫」で読めます。青空文庫版の底本は『全訳源氏物語 中巻』(角川文庫、1971年11月、改版初版発行)の第39版(1994年6月発行)が用いられています。もともとは上田英代(うえだひでよ)氏が、古典総合研究所のHP上(http://www.genji.co.jp)に入力公開されていたものを、青空文庫形式に編集しなおしてあります。

 校正には第44版(2002年1月発行)が使用されました。
  第29帖「行幸」は、
   伊藤時也氏が校正を担当し、
   2003年9月に青空文庫ファイルを作成。
  第30帖「藤袴」は、
   伊藤時也氏が校正を担当し、
   2003年9月に青空文庫ファイルを作成。
  第31帖「真木柱」は、
   kompass氏が校正を担当し、
   2003年9月に青空文庫ファイルを作成。
    (2012年5月修正。)
と、各巻末に明記されていました。

2025年12月21日日曜日

【読了】学研まんが『日本の歴史 11 ゆれる江戸幕府 江戸時代・後期』(1982年4月)

  Kindle Unlimited で読む漫画版日本史。国学院大学名誉教授・文学博士(※1982年刊行当時)樋口清之(ひぐちきよゆき。1909~1997)監修、広岡ゆうえい(まんが)『学研まんが 日本の歴史 11 ゆれる江戸幕府 江戸時代・後期』(学習研究社、1982年4月)を読みました。

樋口清之(監修)
田中正雄(まんが)
『学研まんが 日本の歴史 11 ゆれる江戸幕府 江戸時代・後期』
(学習研究社、1982年4月)

 1 享保の改革
 2 一揆と農民
 3 田沼意次の政治
 4 寛政の改革
 5 江戸の文化
 6 新しくおこる学問
 7 外国船が来る
 8 天保の改革
 9 日本の開国
 10 桜田門外の変

の10章仕立て。中学の歴史よりは遥かに詳しいいですが、高校の日本史よりは少し優しいレベル。最近のマンガ版日本の歴史よりはずっと詳しいです。大人の学び直しにちょうどよい。大学で樋口清之博士の日本史概説を聞く気分で読み進めています。

 電子版の奥付には(学研教育出版、2012年3月 version1.0発行)と、またAmazonの説明書きには書籍版の「巻頭巻末資料は電子版では未掲載」とありました。

2025年12月14日日曜日

【読了】学研まんが『世界の歴史 11 アメリカ独立・南北戦争とリンカーン大統領』(1993年8月)

 kindle unlimited で読む漫画版世界史。早稲田大学教授(※1993年刊行当時)長澤和俊(ながさわかずとし。1928~2019)監修、ムロタニツネ象(まんが)『学研まんが 世界の歴史 11 アメリカ独立・南北戦争とリンカーン』(学習研究社、1993年8月)を読みました。


長澤和俊監修)
ムロタニツネ象(案・構成・まんが)
『学研まんが 世界の歴史 11 アメリカ独立・南北戦争とリンカーン大統領』
(学習研究社、1993年8月)

 1 植民地時代のアメリカ
 2 フレンチ・インディアン戦争
 3 アメリカ独立戦争
 4 西部開拓時代
 5 黒船日本の鎖国をとく
 6 リンカーンと南北戦争

の6章仕立て。程よい詳しさのアメリカ史入門としてよく出来ていました。高校で世界史に触れる前に読み込んでいたら理解がより深まるような内容でした。小中学生がふつうに習うよりはるかに詳しいので、歴史嫌いを歴史好きにする効果は低いように感じますが、歴史好きな子をよりいっそう好きにする効果はあるように思いました。

 電子版の奥付には(学研教育出版、2015年6月 version1.0発行)とあり、Amazonの説明書きには、書籍版の「巻頭巻末資料は電子版では未掲載」とありました。書籍版のほうも数年前に購入済みです。