2026年1月15日木曜日

【暗唱用69-80】『古今和歌集』巻第2 春歌下①

 69 〈題しらず〉 

                読人しらず
春霞たなびく山の桜花うつろはむとや色かはりゆく


70
まてといふに散らでしとまる物ならばなにを桜に思ひまさまし


71
のこりなくちるぞめでたき桜花有りて世の中はてのうければ


72
このさとに旅ねしぬべし桜花ちりのまがひにいへぢ忘れて


73
空蝉の世にもにたるか花ざくらさくとみしまにかつ散りにけり


74 〈僧正遍昭によみておくりける〉 
                     惟喬親王
桜花ちらばちらなむ散らずとてふるさと人のきてもみなくに


75 〈雲林院にて桜の花のちりけるを見てよめる〉 
                 そうく法師
桜ちる花の所は春ながら雪ぞふりつつきえがてにする


76 〈桜の花のちりける見てよみける〉 
                      素性法師
花ちらす風のやどりはたれかしる我にをしへよ行きて恨みむ


77 〈うりんゐんにて桜の花をよめる〉
                   そうく法師
いざさくら我もちりなむひとさかりありなば人にうきめみえなむ


78 〈あひしれりける人のまうできて、かへりにける後に、
    よみて花にさしてつかはしける〉 
                       貫之
ひとめみし君もやくると桜花けふはまちみてちらばちらなむ


79 〈山の桜をみてよめる〉 
春霞なにかくすらむさくら花ちるまをだにもみるべき物を


80 〈心ちそこなひてわづらひける時に、風にあたらじとて、
   おろしこめてのみ侍りけるあひだに、
   をれる桜のちりがたになれりけるをみてよめる〉 
                    藤原因香朝臣
たれこめて春のゆくへもしらぬまにまちし桜もうつろひにけり

※個人的な暗唱用に。本文のテキストは、西本経一(にししたきょういち)校註『日本古典全書 古今和歌集』(毎日新聞社、1948年9月)による。解釈は今はおもに、久曽神昇(きゅうそじんひたく)全訳注『古今和歌集(一)』(講談社学術文庫、1979年9月)と、小沢正夫(おざわまさお)・松田茂穂(まつだしげほ)校注・訳『完訳 日本の古典9 古今和歌集』(小学館、1983年4月)を参照している。

2026年1月11日日曜日

【読了】武田一義著『ペリリュー 楽園のゲルニカ 10・11』(白泉社、2021年)

  Kindle Unlimited で読み始めた武田一義(たけだかずよし)氏の戦争漫画『ペリリュー ‐楽園のゲルニカ』。無料の6巻はあっという間に読み終わり、追加であと2巻。物語が一応の完結を迎えるまで一気に読んでしまいました。久しぶりに強い魅力のある漫画を読みました。このあとさらに外伝として4巻あるようですが、それは少し時間を空けたいと思います。

 ペリリュー島の戦いは、1944年9月15日から11月27日にかけて行われた太平洋戦争末期の戦闘である。日米両軍は孤立した島の戦場において、長期にわたる激しい消耗戦を展開した。米軍は約8,000人に及ぶ死傷者を出し、日本軍守備隊約1万人はほぼ壊滅状態となり、終戦後まで島内に潜伏していた兵士のうち、1947年4月に帰順した者は34人であったとされている〈※この説明は、ChatGPTとの対話によって生成。文責は栗木。〉


武田一義(たけだかずよし 1975- )著
平塚柾緒(ひらつかまさお 1937- 太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 10』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2021年1月)

 第72話 脱走①          (『ヤングアニマル』2020年7号)
 第73話 脱走②          (『ヤングアニマル』2020年8号)
 第74話 脱走③          (『ヤングアニマル』2020年11・12号)
 第75話 脱走④          (『ヤングアニマル』2020年13・14号)
 第76話 投降         (『ヤングアニマル』2020年15号)
 第77話 田丸 均       (『ヤングアニマル』2020年16号)
 第78話 戦場の匂い       (『ヤングアニマル』2020年17号)
 第79話 残りし者 残されし者 (『ヤングアニマル』2020年19号)



武田一義 著
平塚柾緒(太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 11』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2021年7月)

 第80話 ペリリュー2017/東京2015 (『ヤングアニマル』2020年22号)
 第81話 日本1947          (『ヤングアニマル』2020年23号)
 第82話 筑波1948          (『ヤングアニマル』2020年24号)
 第83話 水戸1948          (『ヤングアニマル』2021年2号)
 第84話 ペリリュー1972       (『ヤングアニマル』2021年3号)
 第85話 ペリリュー1975       (『ヤングアニマル』2021年4号)
 第86話 日本2016          (『ヤングアニマル』2021年6号)
 第87話 ペリリュー2017       (『ヤングアニマル』2021年8号)


2026年1月9日金曜日

【読了】武田一義著『ペリリュー 楽園のゲルニカ 7・8・9』(白泉社、2019-20年)

 Kindle Unlimited で読み始めた武田一義(たけだかずよし)氏の戦争漫画『ペリリュー ‐楽園のゲルニカ』。無料の6巻で満足するはずもなく、続巻を追加購入して読み進めました。私が知らなかっただけで、昨年12月に映画化公開され、話題になっていたようです。映画を観に行く時間は恐らく取れませんが、原作は最後まで読んでおこうと思います。


 ペリリュー島の戦いは、1944年9月15日から11月27日にかけて行われた太平洋戦争末期の戦闘である。日米両軍は孤立した島の戦場において、長期にわたる激しい消耗戦を展開した。米軍は約8,000人に及ぶ死傷者を出し、日本軍守備隊約1万人はほぼ壊滅状態となり、終戦後まで島内に潜伏していた兵士のうち、1947年4月に帰順した者は34人であったとされている〈※この説明は、ChatGPTとの対話によって生成。文責は栗木。〉



武田一義(たけだかずよし 1975- )著
平塚柾緒(ひらつかまさお 1937- 太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 7』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2019年7月)

 第48話 長い1日・侵入    (『ヤングアニマル』2018年21号)
 第49話 長い1日・探索    (『ヤングアニマル』2018年23号)
 第50話 長い1日・夜明け   (『ヤングアニマル』2018年24号)
 第51話 新しい日々      (『ヤングアニマル』2019年2号)
 第52話 離合集散       (『ヤングアニマル』2019年3号)
 第53話 楽しむ心       (『ヤングアニマル』2019年4号)
 第54話 来たるべき日     (『ヤングアニマル』2019年6号)
 第55話 その日を待ちながら  (『ヤングアニマル』2019年7号)



武田一義 著
平塚柾緒(太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 8』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2020年1月)

 第56話 ペリリュー 昭和21年 秋(『ヤングアニマル』2019年8号)
 第57話 もしかして       (『ヤングアニマル』2019年11号)
 第58話 だとしたら       (『ヤングアニマル』2019年12号)
 第59話 WAR ENDS       (『ヤングアニマル』2019年14号)
 第60話 生きる希望と絶望    (『ヤングアニマル』2019年15号)
 第61話 日常の中の悪夢     (『ヤングアニマル』2019年16号)
 第62話 吉敷佳助        (『ヤングアニマル』2019年18号)
 第63話 違う道         (『ヤングアニマル』2019年19号)



武田一義 著
平塚柾緒(太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 9』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2020年7月)

 第64話 指揮官②    (『ヤングアニマル』2019年20号)
 第65話 どうか     (『ヤングアニマル』2019年22号)
 第66話 プリーズ    (『ヤングアニマル』2019年23号)
 第67話 戦いは終わらず (『ヤングアニマル』2019年24号)
 第68話 捜索網の下で  (『ヤングアニマル』2020年2号)
 第69話 台風      (『ヤングアニマル』2020年3号)
 第70話 狂熱      (『ヤングアニマル』2020年4号)
 第71話 仲間たち    (『ヤングアニマル』2020年6号)


2026年1月7日水曜日

【読了】武田一義著『ペリリュー 楽園のゲルニカ 4・5・6』(白泉社、2018-19年)

 Kindle Unlimited で読み始めた武田一義(たけだかずよし)氏の戦争漫画『ペリリュー ‐楽園のゲルニカ』。思わず惹き込まれてすぐに第4・5・6巻を読みました。絵柄がかわいらしいからか、深刻な内容にもかかわらず漫画としてのユーモアもあって、よく創り込まれたストーリーに魅了されました。もっと早く読んでおくべきでした。戦争漫画も『はだしのゲン』のころからずいぶん様変わりしていますが、現実には体験していない分、かえって冷静な目で見つめられる良さがあると思いました。


 ペリリュー島の戦いは、1944年9月15日から11月27日にかけて行われた太平洋戦争末期の戦闘である。日米両軍は孤立した島の戦場において、長期にわたる激しい消耗戦を展開した。米軍は約8,000人に及ぶ死傷者を出し、日本軍守備隊約1万人はほぼ壊滅状態となり、終戦後まで島内に潜伏していた兵士のうち、1947年4月に帰順した者は34人であったとされている〈※この説明は、ChatGPTとの対話によって生成。文責は栗木。〉



武田一義(たけだかずよし 1975- )著
平塚柾緒(ひらつかまさお 1937- 太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 4』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2018年2月)

 第24話 11月24日(後編) (『ヤングアニマル』2017年11号)
 第25話 臨界点      (『ヤングアニマル』2017年14号)
 第26話 掃討部隊     (『ヤングアニマル』2017年15号)
 第27話 包囲網      (『ヤングアニマル』2017年16号)
 第28話 生存本能     (『ヤングアニマル』2017年18号)
 第29話 山の中 海の中  (『ヤングアニマル』2017年19号)
 第30話 ひみつきち    (『ヤングアニマル』2017年20号)
 第31話 祈りの日     (『ヤングアニマル』2017年22号)



武田一義 著
平塚柾緒(太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 5』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2018年7月)

 第32話 伝令      (『ヤングアニマル』2017年23号)
 第33話 再起の第一歩  (『ヤングアニマル』2017年24号)
 第34話 糧秣奪取作戦  (『ヤングアニマル』2018年2号)
 第35話 隣り合う地獄  (『ヤングアニマル』2018年3号)
 第36話 大山      (『ヤングアニマル』2018年5号)
 第37話 指揮官     (『ヤングアニマル』2018年6号)
 第38話 生存本能②   (『ヤングアニマル』2018年7号)
 第39話 平穏な日々   (『ヤングアニマル』2018年9号)



武田一義 著
平塚柾緒(太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 6』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2019年1月)

 第40話 水戸・ペリリュー (『ヤングアニマル』2018年10号)
 第41話 衝動       (『ヤングアニマル』2018年11号)
 第42話 ネズミ退治    (『ヤングアニマル』2018年14号)
 第43話 自裁       (『ヤングアニマル』2018年15号)
 第44話 追われる者たち  (『ヤングアニマル』2018年16号)
 第45話 僕は       (『ヤングアニマル』2018年17号)
 第46話 戦利品②     (『ヤングアニマル』2018年19号)
 第47話 長い1日・日暮れ    (『ヤングアニマル』2018年20号)

2026年1月5日月曜日

【Chat GPT との対話】太平洋戦争「玉砕/撤収/大敗・消耗」時系列まとめ(日本側)

昨年冬から Chat GPT  を始めました。使ってみると、有能な秘書を月額3,000円で雇えている感覚で、知的刺激に満ちた楽しい時間を過ごせています。あくまでネット上に公開されている様々なデータを高速で調べてわかりやすく整理して回答してくれる存在なので、その限界を知ったうえでうまく使うと面白い。苦手な分野を知ったかぶりして堂々と間違えるので、気をつけないとつい騙されそうになりますが、御愛嬌。人間もいくらでも間違うことはあるので、かえって親しみがわきました。絵や地図、図形をともなう問題の解決はまだ苦手な様子です。とりあえず飽きるまでいろいろ試します。

『ペリリュー 楽園のゲルニカ』を読んで、そもそもペリリュー島の戦いが、太平洋戦争の流れの中でどのような位置づけとなるのか興味がわきました。Chat GPTと対話を重ね、個人的な参照用にまとめてみました。ペリリュー島の戦いは⑨です。これらの戦いを地図上に表したかったのですが、それは Chat GPT の苦手分野のようで、時間がかかる上ヘンテコな地図が出てきたので諦めました。



太平洋戦争:日本側の主要な「玉砕/撤収/大敗・消耗」時系列

①1942/8–1943/2
 ガダルカナル島の戦い(撤収)……ソロモン諸島(南太平洋)
  第17軍(第2師団・第38師団など)
   ⇒1943/2/7 撤収完了(ケ号作戦)

②1942/11
 第三次ソロモン海戦(大敗・消耗)……ソロモン諸島海域
  連合艦隊(主に第二艦隊)
   ⇒1942/11/15 戦闘終結

③1943/3
 ビスマルク海海戦(大敗・消耗)…ニューギニア北方海域
  第18軍輸送船団(護衛:第八艦隊等)
   ⇒1943/3/4 船団壊滅

④1943/5
 アッツ島の戦い(玉砕)…アリューシャン列島
  北海守備隊(独立歩兵第301大隊等)
   ⇒1943/5/29 玉砕(最終突撃)

⑤1943/11
 タラワの戦い(玉砕)…ギルバート諸島(中部太平洋)
  第3特別根拠地隊
   ⇒1943/11/23 守備隊壊滅

⑥1944/1–2
 クェゼリンの戦い(玉砕)…マーシャル諸島
  第6根拠地隊
   ⇒1944/2/6 守備隊壊滅

⑦1944/6–7
 サイパンの戦い(玉砕)…マリアナ諸島
  第43師団・第47独立混成旅団等
   ⇒1944/7/7 玉砕(組織的抵抗終末)

⑧1944/6–7
 フィリピン海海戦(大敗・消耗)…マリアナ沖
  第一航空艦隊・機動部隊
   ⇒1944/6/20 戦闘終結

⑨1944/9–1945/4
 ペリリューの戦い(玉砕)…パラオ諸島
  第14師団(歩兵第2連隊中心)
   ⇒1945/4/27 守備隊事実上壊滅

⑩1944/10
 レイテ沖海戦(大敗・消耗)…フィリピン周辺海域
  連合艦隊主力
   ⇒1944/10/26 戦闘終結

⑪1945/2–3
 硫黄島の戦い(玉砕)…小笠原諸島
  第109師団
   ⇒1945/3/26 守備隊玉砕発表

⑫1945/4–6
 沖縄戦(玉砕)…南西諸島(沖縄本島)
  第32軍
   ⇒1945/6/23 組織的戦闘終結



【参考文献】

 ①防衛庁防衛研修所戦史部 編
  『戦史叢書 南太平洋陸軍作戦〈2〉ガダルカナル・ブナ作戦』
  (朝雲新聞社、1969年7月)

 ②防衛庁防衛研修所戦史部 編
  『戦史叢書 南東方面海軍作戦〈2〉ガ島撤収まで』
  (朝雲新聞社、1975年8月)

 ③防衛庁防衛研修所戦史部 編
  『戦史叢書 南東方面海軍作戦〈3〉ガ島撤収後』
  (朝雲新聞社、1976年8月)

 ④防衛庁防衛研修所戦史室 編
  『戦史叢書 北東方面陸軍作戦〈1〉アッツの玉砕』
  (朝雲新聞社、1968年12月)

 ⑤⑥⑦防衛庁防衛研修所戦史室 編
  『戦史叢書 中部太平洋陸軍作戦〈1〉マリアナ玉砕まで』
  (朝雲新聞社、1967年7月)

 ⑧防衛庁防衛研修所戦史部 編
  『戦史叢書 マリアナ沖海戦』
  (朝雲新聞社、1968年2月)

 ⑨⑪防衛庁防衛研修所戦史室 編
  『戦史叢書 中部太平洋陸軍作戦〈2〉ペリリュー・アンガウル・硫黄島』
  (朝雲新聞社、1968年2月)

 ⑩防衛庁防衛研修所戦史室 編
  『戦史叢書 海軍捷号作戦〈2〉フィリピン沖海戦』
  (朝雲新聞社、1972年6月)

 ⑫防衛庁防衛研修所戦史部 編
  『戦史叢書 沖縄方面陸軍作戦』
  (朝雲新聞社、1968年1月)

以上の詳しい書誌情報は、防衛研究所(National Institute for Defense Studies)のホームページ「史料室>戦史叢書シリーズ一覧」に公開されている電子版によって確認し、適宜修正した。