2020年10月31日土曜日

中間報告

昨年の秋頃に再開した研究の中間報告です。

仕事が最優先なので思うようには進みませんが、少しずつでもいいので休まないようにして執筆を続けています。

2本出ていた拙論への批判論文のうち、最近のものへの反論をまず一本にまとめる予定で、少しずつ執筆を進めているところです(論文A)。

ただ執筆中に、ご批判をいただいた先生の突然のご逝去を知りました。私とそれほど変わらない年齢の方で、完成した論文へのご意見をお聞きするのを楽しみにしていたので、大変残念です。

そういう背景があるので、完成しても発表まで少し時間を置くことになりそうですが、とりあえず来春までを目処に書き上げてしまおうと思っています。

もう1本、15年ほど前にいただいたご批判については、もともと拙論に言葉足らずなところがあったので、ご批判を一部受け入れて結論を一箇所修正する予定です。ただし同意できないところも多いので、その点についてはきちんと反論する予定です(論文B)。

こちらはそれほど長いものにはならないので、他のテーマと合わせて1本にするか、反論だけで手短にまとめてしまうかは思案中です。

これらの論文2本をまとめた後の、研究の大きな見通しもすでに出来ていて、そちらのほうが私には魅力的なのですが、いただいたご批判を放ったらかしにしたまま次に進むわけにも行かないので、まずは今の論文に集中です。

現在の研究テーマの中心は『西宮記』が8割、『清涼記』と『北山抄』が2割ほど。ブログにいろいろ書いて行ったほうがはかどるはずですが、いざ掲載先を探すときに著作権の問題が出てくるので、曖昧にしか書けません。

次の報告は年明け頃に。