2019年10月15日火曜日

【213冊目】Mary Wesley, A Dubious Legacy (Oxford Bookworms Stage 4)

やさしい英語の本、通算213冊目は、
オックスフォード・ブックワームズの
レベル4(1400後レベル)の26冊目として、

イギリス出身の小説家
メアリー・ウェズレー
(Mary Wesley, 1912年6月24日-2002年12月30日)
の長編小説
『怪しげな遺産 A Dubious Legacy
を読みました。

著者70歳の時(1983年4月)に出版された
初の長編『 満潮 Jumping the Queue 』から数えて
8作目の長編小説で、

著者79歳の時(1992年2月)に
英国の出版社 Bantam Press 社から刊行されました。


Mary Wesley
A Dubious Legacy

Retold by Rosalie Kerr
〔Oxford Bookworms Stage 4〕
This simplified edition (c) Oxford University Press 2008
First published in Oxford Bookworms 1996
15,100語

全く知らない作品でしたが、
南條竹則(なんじょうたけのり)氏による翻訳が出ていて、

その「訳者あとがき」に、
「今や、イギリス随一の人気作家」
「愛読者たちは、しばしば彼女をジェーン・オースティンに比較する」
「これほど変わった小説を訳したのは初めてである」
などとあったのに惹かれ、読んでみることにしました。


南條竹則(なんじょうたけのり)訳
『怪しげな遺産』
(集英社、1995年5月◇427頁)


実際に読んでみると、
本格派を思わせるたたずまいの中に、
随分変わった趣向が紛れ込んでいて、
予想とはかなり違った方向へと話がそれて行きました。

読み終えて、
いったい何が言いたかったのだろうと
不思議な思いに駆られました。

恐らくそれほど深刻に受け止める必要はなく、
80近くのメアリー氏が筆のおもむくまま、
力技で一冊をまとめ上げた作品であって、
推敲に推敲を重ねた綿密さとはあまり縁がないように感じられました。

評価の高い作家のようなので、
もっと面白い作品が別にあるのかもしれません。

あるいは80手前で書かれた小説なので、
私自身もっと年をとってからのほうが、
真価に気がつけるのかもしれません。

今回はそんな風に、今一つの感想をいだきました。

イギリスの現代小説を読むことはまずないので、
良い経験にはなりました。

やさしい英語版では、
奇想天外な内容とはいってもファンタジーとは違って、
ごく日常で起こり得る範囲のことで書かれているので、
無理なく読みすすめることができました。

南條訳も非常にこなれているので、
興味のある方はぜひ。


※第213冊目。総計2,322,635語。


にほんブログ村 本ブログ 洋書へ



0 件のコメント:

コメントを投稿