2023年4月15日土曜日

役員の引継終了。研究再開!

 昨年3月、ひょんなことから担当が回ってきた地元の区会計の仕事、先週末(4/9)で無事に引継を終えました。急にもう1つ、新しい会社の帳簿づけを任されたような感覚で、1年前はそんな無茶なと思いましたが、大きな穴を開けることなく、無事に決算書までたどりつくことができました。周りの方々のサポートに感謝。

 自治会は非営利団体なので、税金の心配がないのは気持ち楽でしたが、1人社長の会社よりは組織が複雑で、その分面倒な処理が必要となりました。帳簿を付ける上で「ちまたの会計」という無料のクラウド会計が大活躍しました。組織の規模にもよりますが、エクセルでは処理が追いつかない時に、お勧めのソフトです。

 2つの帳簿づけを溜め込んだら大変なことになるので、近年遅れがちになっていた自分の会社の帳簿(JDL)を月ごとにきっちりまとめて、慌てることなく第12期の決算までたどりつけたのは、良い副産物でした。自治会のお金の動かし方を間近で見られる機会はまずないので、得難い経験となりました。

 とはいえ、こと研究についていえば、細々と続けていた論文の執筆を一時中断せざるを得なかったのが大きな痛手。さすがに三足のわらじを履くことはできませんでした。幸い書く意欲は消えておらず、むしろ1年休んでしまった焦りのほうが大きくなっているので、ゴールデンウィークを目処に本格的に再開できるよう、頭を切り替えているところです。

 分厚いA4ファイル2冊分の決算書を並べて、修士論文をまとめ、博士論文に挑戦していた時の記憶がよみがえって来ました。本業に忙しい中、たくさんのデータを一気にまとめあげる感覚を取り戻せたのが、一番の収穫といえるのかもしれません。

 新年度を迎えて、気合を入れ直そうと、史料をいくつか購入しました。


宮内庁書陵部編
『図書寮叢刊 御産部類記 上・下』
(明治書院、昭和56年3月・57年3月)

宮内庁書陵部編
『図書寮叢刊 九条家本除目抄 上・下』
(明治書院、平成3年2月・4年2月)

吉田早苗校訂
『大間成文抄 上・下巻』
(吉川弘文館、平成5年2月・6年2月)

『御産部類記』は『西宮記』研究に必要なので。必要箇所はコピーしてありますが、この際手もとに置いておきたいと思い、古本で適価で購入しました。『九条家本除目抄』『大間成文抄』は古本でまずまずの安値で出ていたので、先々のことを思い購入。無事に『西宮記』研究がまとまった後の研究テーマに関わります。後は魚魯愚抄』の残り3冊(中巻、下巻之一・三)が残っています。

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