Kindle Unlimited で『竹取物語』に続いて、紀貫之(きのつらゆき)著/西山秀人(にしやまひでと)編『ビキナーズ・クラシックス 日本の古典 土佐日記(全)』(角川ソフィア文庫、2007年8月)を読みました。
紀貫之(きのつらゆき)著
西山秀人(にしやまひでと)編
『ビキナーズ・クラシックス 日本の古典 土佐日記(全)』
(角川ソフィア文庫、2007年8月)
※電子書籍は2011年10月に角川学芸出版より刊行。
『ビキナーズ・クラシックス 日本の古典 土佐日記(全)』
(角川ソフィア文庫、2007年8月)
※電子書籍は2011年10月に角川学芸出版より刊行。
『土佐日記』の名を知らぬはずはありませんが、そういえばまともに読んだことはなかったなと思い、手に取りました。精読はまた別の機会として、原文はさっと目を通す程度に。現代語訳はしっかりと。寸評やコラムは端折りながら。
素朴な味わいの中、すぐに思いついたのが松尾芭蕉の『奥の細道』。当然『土佐日記』の方がはるか昔の作品なので、芭蕉は『土佐日記』について何か触れているのかなと興味がわいて来ました。和歌が人々の生活のなかに深く浸透している様子が垣間見えたのもおもしろい。歌をひねり出すのに苦労して、みながそんなに上手く詠めるわけでもないことが知られるのは、今の我々と同じだと安心しました。
平安時代の漢文日記については多少研究して来ましたが、文学としての平安時代の「日記」にも一通り目を通しておかなければと思い、さっそく新潮日本古典集成本の『土佐日記』を注文しました。
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