『西宮記』電子テキスト構築プロジェクト
始めたそばから頓挫するわけにはいかないと、空き時間を使って入力を進め、無事に
増補故実叢書本『西宮記 第一』巻一 年中行事上(一~四〇頁)
を入力し終えました。
Wordで入力した原稿をPDF化すると、A4用紙103枚分になりました。文字数は史料以外の文言も少し入っているのであくまで目安ですが、40,514字となりました。7月10日くらいから入力を始めて、大体60日くらいで上下2段組の漢文テキストを40頁分入力できることがわかりました。
今のペースを保てれば、2冊636頁をおよそ30ヶ月ほどで電子テキスト化できることになります。これにばかり集中できるわけではないので、大体3年くらいかかるプロジェクトとして考えていきたいです。
すべてを手作業に頼って原稿を入力した場合、これより4、5倍は時間がかかるはずなので、単純に計算すると、年末までにようやく巻一が仕上がって、全巻を入力するのに10年以上かかってしまうところでした。AI様々といったところです。
AIの使い方は、まだまだ日々対話を重ねて良い方法を探っているところなので、もうしばらく経ってから言語化しようと思っています。単純にいえば、PDF化したテキストをAIに一次翻刻してもらい、そこに一字一句修正を加えているのですが、その際、できるだけ正確に読み取ってもらうためには、いろいろな創意工夫が必要になります。
現在のAIは割注や傍注、頭書の読み取りが苦手です。最初は「出来ます」と答えていたので、本文も割注も気にせず任せてみたところ、割注の多い箇所はほとんど意味不明な翻刻になってしまいました。そこで、いろいろ対話を重ねながら良い方法を探してきました。現状では翻刻の精度もかなり上がっていて、修正する字句がかなり少ないところまで来ました。でも、まだ改善する余地はありそうです。
次は当初、増補故実叢書本『西宮記 第一』巻二 年中行事下に取りかかる予定だったのですが、全巻の電子テキスト化が目標なので、一番難渋な臨時の最初の巻に早めに取り組むべきだと思いました。そこで次は、
増補故実叢書本『西宮記 第二』巻七(臨時一)
の電子テキスト化を行うことにしました。恐らく全巻のなかで一番複雑な構成をもっている巻なので、こちらを早めに入力して、全巻完成への道筋をつけたいと思っています。
『西宮記』は学生時代に何度も精読したはずの書物ですが、やはり全巻を書き写すのは効果が違いますね。まだ一巻だけですが、これまで気が付かなかった発見もあって、実に楽しい時間を過ごせています。発見がもう少したまったら、まとめて公表します。
0 件のコメント:
コメントを投稿