横山光輝(よこやまみつてる。1934.6~2004.4)著『マンガ日本の古典12 平家物語 下』(中央公論社、1996年3月◇272頁)を読みました。下巻には、
「木曾義仲上洛」※巻第八「山門御幸」「名虎」
「太宰府落ち」※巻第八「太宰府落」「緒環」
「平家反攻」 ※巻第八「太宰府落」「水島合戦」、(六「祇園女御」)
「法住寺合戦」※巻第八「鼓判官」「法住寺合戦」
「義仲の最期」※巻第九「生ずきの沙汰」「宇治川先陣」「河原合戦」「木曾最期」
「一の谷合戦」※巻第九「三草勢揃」「三草合戦」「老馬」「坂落」「越中前司最期」「重衡生捕」「敦盛最期」、十「首渡」「内裏女房」「請文」「海道下」「維盛出家」「藤戸」、(七「忠度都落」、八「名虎」)
「屋島の合戦」※巻第十一「逆櫓」「勝浦付大坂越」「那須与一」「弓流し」
「平家滅亡」 ※巻第十一「鷄合壇浦合戦」「遠矢」「先帝身投」「能登殿最期」
の8章が収録されていました。本来10冊くらいの分量で描くべきところ、3冊に圧縮してあるので、あらすじのみをざっと把握するのに最適な内容でした。作品の魅力は十分に感じられたものの、個々の人物を詳しく掘り下げる紙面が足りないからか、この顔は誰なのかを多少悩むところもあり、今後どなたかがより詳しく描き上げた新たなマンガ版を読んでみたくなりました。
横山版をもう数回読んたあとは、吉村昭氏の現代語訳に挑戦しようと思っています。
横山光輝 著
『マンガ日本の古典12 平家物語 下』
(中央公論社、1996年3月◇272頁)
(中央公論社、1996年3月◇272頁)
横山光輝 著
『マンガ日本の古典12 平家物語 下』
(中公文庫、2000年3月◇274頁)
(中公文庫、2000年3月◇274頁)
横山光輝 著
『ワイド版 マンガ日本の古典12 平家物語 下』
(中公文庫、2020年11月◇274頁)
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