久しぶりに『源氏物語』を読み返そうと思い、Kindle Unlimited で探してみると、以前挫折した谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)訳が全巻無料で読めることを知りました。今回は読めそうな気がして、少し読み進めてみましたが、やはり独特の難解さが気になって、読むのを止めてしまいました。いっそ原文でと思い、新潮日本古典集成『源氏物語』を古本で手に入れてみたところ、意外にそのままで楽しめることを知って驚きました。しかし、まだまだ読むのに現代語訳の3倍は時間がかかる状態でしたので、原文はしばらく先の楽しみに取っておくことにしました。
現代語訳をいろいろ手に取ってみた中で、私にとって紫式部の天才的な文章の冴えを感じさせるのは、与謝野晶子(よさのあきこ)訳のみという結論に至り、久しぶりに再読することにしました。長編なので毎月読み終えた数帖をブログで報告していきます。3月は第一帖「桐壺(きりつぼ)」、第二帖「帚木(ははきぎ)」、第三帖「空蟬(うつせみ)」の三帖を読みました。「帚木」の前半が、自分にとってはそれほど面白い話と思えず、『源氏物語』を読むときの最初の壁になっていたのですが、ある程度ストーリーが頭に入ってきたからか、今回は何となく楽しみ方がわかったように感じました。