2016年3月27日日曜日

【読了】Mark Twain, The Prince and the Pauper (OBW Stage2)

やさしい英語の本、通算129冊目は、
オックスフォード・ブックワームズの
ステージ2(700語レベル)の26冊目として、

アメリカの作家
マーク・トウェイン(1835.11-1910.4)の
小説『王子と乞食』を読みました。

著者が46歳の時(1881.12)に出版された作品です


Mark Twain
The Prince and the Pauper

Retold by Alex Raynham
〔Oxford Bookworms Stage 2〕
This simplified edition (c)Oxford University Press 2014
First published in Oxford Bookworms 2014
9,304語

2014年2月に、
ペンギン・リーダーズのレベル2(600語レベル)

2016年の1月に、
マクミラン・リーダーズのレベル3(1100語レベル)
で読んで以来、3回目の『王子と乞食』です。

オックスフォード・ブックワームズの
ステージ2(700語レベル)で読み残していた1冊です。

3回目となればもう粗筋もわかっているので、
滞りなくスラスラ読み進めることができました。

完訳で挑戦すると、
どうも冗長な感じがして、
それほど優れた作品にも思えないのですが、

短くしてあるものであれば、
飽きる間もなく読み終わるので、
最後まで楽しんで読み終えることができました。

トム・ソーヤーや
ハックルベリー・フィンの場合も、
物語の流れが頭に入って来るまで、
それほどの名作には思えなかったので、
「王子と乞食」もこれから面白くなってくるのかもしれません。


翻訳は、
子供向けにやさしくすることを考えずに、
マーク・トウェイン独特の批判精神、
文体の毒といったものまで訳文に反映させようとした
山本長一(やまもとちょういち)氏の翻訳を気に入り、
読み進めているところです。


山本長一訳
『王子と乞食』
(彩流社〔マーク・トウェイン コレクション13〕1999年4月)

翻訳の力量によって、
まだまだ光る作品だと思うので、
今後の新訳にもぜひ期待したいです。


※通算129冊目。計1,076,465語。


2016年3月14日月曜日

【読了】Janet Hardy-Gould, Amelia Earhart (OBW Stage2)

そろそろ200万語に向けて、
一つ上のレベルを読み進めていきますが、

その前に、1000語レベルまでで、
読み残している何冊かを一気に読み終えようと思っています。

1,000語とはいっても、実際に読んでいると、
公立高校の1、2年生が読むリーダーと同じくらいの印象です。

200万語に到達するあたりで、
センター試験レベルの長文が、
すらすら読めるようになるといいです。


やさしい英語の本、通算128冊目は、
オックスフォード・ブックワームズの
ステージ2(700語レベル)の25冊目として、

英語学習者向けに
やさしい英語の本を書き下ろされている
ジャネット・ハーディ=グールド氏による、

アメリカ合衆国の女性飛行士
アメリア・イヤハート(1897.7-1937.7)の伝記を読みました。


Janet Hardy- Gould
Amelia Earhart

〔Oxford Bookworms Stage 2〕
Oxford University Press 2014
First published in Oxford Bookworms 2014
8,703語

アメリア・イアハートとは、
アメリカ合衆国のパイロット
チャールズ・リンドバーグ(1902.2-1974.8)に続いて、
大西洋単独無着陸飛行に成功し、
(リンドバーグ1927年⇒イアハート1932年)

その他にも数々の記録を樹立した女性パイロットで、
アメリカの国民に今なお絶大な人気を誇っているそうです。

30代の最後(1937)に行った赤道上世界一周飛行の途上、
南太平洋上において消息を絶ってしまったため、
その最期について様々な議論があるようです。

飛行機には特に興味がない私が読んでも、

アメリカ人らしい独立精神にあふれた
自由な生き様が印象的で、思わずひき込まれ、
わくわくしながら読み進めることができました。


日本語の文献はないか探してみると、
青木冨貴子(あおきふきこ)氏の監修・解説、
堀ノ内雅一(ほりのうちまさかず)氏のシナリオ、
佐野未央子(さのみおこ)氏の漫画による伝記が、
2012年に刊行されていました。


青木冨木子(監修・解説)
佐野未央子(漫画)
堀ノ内雅一(シナリオ)
『学習漫画 世界の伝記NEXT アメリア・イヤハート』
(集英社、2012年3月)

手に入れてみると、
思いのほかの力作で、
イヤハートの自由な生き様に惹き込まれ、

もし若いころに読んでいたら、
私も空への憧れを抱いていたのではないかと思うほどでした。

飛行機の世界は何も知らないので、
もう少し色々読んでから、書き足していこうと思います。


※通算128冊目。計1,067,161語。

※Wikipediaの「アメリア・イアハート」を参照。