羽田正(はねだまさし。東京大学名誉教授)氏の監修による角川まんが学習シリーズ『世界の歴史15 世界恐慌と民族運動●一九一九~一九三九年』(KADOKAWA、2021年2月◇223頁)を読みました。ほどよい大まかさで、時代の横の流れをつかむのに最適な内容でした。個々の内容はそれほど深く掘り下げていないので、辞書的な使い方には向かないと思いますが、大まかな時代の流れをざっくりつかみたい方には役立ちそう。
羽田正(はねだまさし)監修
角川まんが学習シリーズ
『世界の歴史15 世界恐慌と民族運動●一九一九~一九三九年』
(KADOKAWA、2021年2月◇223頁)
第1章 パリ講和会議と国際協調
・パリ講和会議とヴェルサイユ体制
・国際連盟成立とワシントン会議
・ヴァイマル共和国とルール占領
・ロカルノ条約と不戦条約
第2章 アメリカの繁栄と大戦後の西洋文化
・繁栄するアメリカの光と陰
・狂騒の一九二〇年代のパリ
・ホー=チ=ミンの独立運動
・植民地改革と差別意識
第3章 世界恐慌とブロック経済
・世界恐慌とニューディール政策
・ブロック化する世界経済
・ヒトラーの台頭と日本の軍国化
・スターリンの独裁体制
第4章 アジアの近代化と民族運動
・トルコ共和国の成立
・西アジアの近代化とパレスチナ問題
・ガンディーとインド独立
・東南アジアの民族運動
〔プロット執筆・監修〕
第1章 舘葉月(たてはづき。武蔵大学准教授)
第2章 舘葉月(たてはづき。武蔵大学准教授)
第3章 北村厚(きたむらあつし。神戸学院大学准教授)
第4章 井坂理穂(いさかりほ。東京大学准教授)
〔カバー・表紙〕近藤勝也(こんどうかつや。スタジオジブリ)
〔まんが作画〕くろにゃこ
〔シナリオ〕藤田毅()