2012年3月12日月曜日

【読了】與謝野晶子 『全訳 源氏物語 三』



紫式部 著/與謝野晶子 訳
『全訳 源氏物語 三 新装版』
(角川文庫、平成20年4月)

※「蛍(ほたる)」「常夏(とこなつ)」
 「篝火(かがりび)」「野分(のわき)」
 「行幸(みゆき)」「藤袴(ふじばかま)」
 「真木柱(まきばしら)」「梅が枝(うめがえ)」
 「藤のうら葉(ふじのうらは)」
 「若菜(わかな) 上」「若菜 下」の11帖を収録。


第2巻から1月半ほどかけて、
第3巻を読み終わりました。

掲載のカバーは、もともと
紅葉をあしらった和装の
センスの良いものでした。

この新しい表紙には違和感があります。


このあたりからは、
まだまだざっとあらすじが
頭に入っているくらいなので、

魅力を深く味わうのには
もう少し時間がかかると思いますが、

平安朝に思いを寄せて、
急がず騒がず、のんびりと読み進めるうちに、
独特の魅力にはまっていました。


因果応報の「若菜」の帖に至り、
恋に生き、苦しむ人々の感情の渦巻きに、
よくこんな小説が書けたなと、
感心しました。


では、次は第4巻に進みます。

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