エレナ・ポーター(1868.12-1920.5)の
小説『パレアナの青春 Pollyanna Grows Up 』を読みました。
著者46歳の時(1915.3)に出版された作品です。
エレナ・ポーター著
村岡花子訳
『パレアナの青春』
〔角川文庫、昭和37年8月。改版、昭和61年1月〕
前作『少女パレアナ』の続編です。
前作の記憶が薄れるのを待って、
続編を手に取りました。
前作と同じく、
どんな時にも前向きに、
生きていくことの素晴らしさを伝えつつも、
それだけではない、
人生の苦痛に少しだけ足を踏み入れて、
大人に向かって成長していくパレアナの姿が描かれていました。
村岡氏の翻訳は、
最新の訳には見られない古めの言い回しもありましたが、
もともと子ども向けの訳なのか、
全体的にわかりやすく仕上がっていたと思います。
構成面では、
多少取ってつけたようなところもあり、
先が読めてしまう弱さもあるのですが、
弱点を補って余りある、
パレアナの放つ明るく前向きの勢いに、
心洗われるひと時を送ることができました。
これはぜひ、
いずれ原文でも読んでみようと思い、
『少女パレアナ』と『パレアナの青春』
をセットで注文したところです。
実際読めるのは、
まだしばらく先のことだと思いますが、
そろそろ1冊、2冊と原書を買い込んで、
将来読んでみたい作品を
本棚に並べ始めています。
いずれこれらを、
日本語の小説を読むようにスラスラ読めるようになるぞ!
と思うと、
英語の勉強を続ける意欲がわいてきます。
40代のうちに、バーネットやボームなど
簡単めの児童文学ならそのままで楽しめるようになりたいな、
と思っていますがどうでしょうか。
※Wikipediaの「エレナ・ホグマン・ポーター」を参照。
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