夏休みに少し軽めの本をと思い、
角野栄子(かどのえいこ、1935年1月1日- )氏の
小説『魔女の宅急便』を読みました。
筆者50歳の時(1985年1月25日)に刊行された作品です。
角野栄子(かどのえいこ)著
林明子(はやしあきこ)絵
『魔女の宅急便』
(福音館書店、1985年1月)
⇒福音館文庫、2002年6月として再刊。
⇒角川文庫、2013年4月として再刊。
映画で有名な作品ですが、
まだ観たことがありません。
映画より前に原作をと思い、
読んでみることにしました。
はじめに、
どんな小説なのかわかって来るまでは、
何がおもしろいのか良くわからなかったのですが、
10代くらいの女の子を対象とした
軽めの筆致の作品であることが飲み込めてくると、
だんだん惹き込まれて、
最後まで飽きずに読み終えることができました。
魔女とはいいながら、
どこにもありそうな日常の平穏な生活が、
程良いユーモアとともに描かれているので、
冒険いっぱいの
刺激的な世界を期待すると肩透かしにあいそうですが、
こんな軽めの息抜きになる小説があってもいいなと思いました。
***
映画はいつの公開だったのか調べてみると、
今から28年も前(1989年7月)、
私が高校生のときのことでした。
残念ながら、
当時はそれほど映画に興味がなかったので、
テレビで再放送されるようになるまでは、
存在すら知りませんでした。
小説の続編が第6巻まであるようなので、
続きを読んでから後の楽しみに、
映画はもうしばらく取っておこうと思っています。
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