『まんがで読破 明暗』
(イースト・プレス、2008年5月)
Kindle Unlimited で読む漫画版日本史。国学院大学名誉教授・文学博士(※1982年刊行当時)樋口清之(ひぐちきよゆき。1909~1997)監修、大倉元則(まんが)『学研まんが 日本の歴史3 奈良の都 奈良時代』(学習研究社、1982年1月)を読みました。
Kindle Unlimited で読む 太宰治(だざいおさむ。1909年6月~1948年6月13日)の漫画版、2冊目は『人間失格』を読みました。題名からして読む気が失せてまったく読まずに来ましたが、マンガならすぐに読めるので、この際あらすじだけでも知っておこうと思い、挑戦しました。
「人間失格」は雑誌『展望』の1948年6・7・8月号に連載されるとともに、同年7月に未完の小説「グッド・バイ」とあわせて筑摩書房から刊行されました。原稿自体は同年5月に脱稿し、翌6月13日に入水自殺を遂げているので、亡くなる1月前に完成された小説ということになります。
読んでみると、芥川を読んでいたときのような精神の歪みを微塵も感じさせない、よく創り込まれた小説だと思いました。精神的にはまっとうな人物が、酒とクスリで体を壊し、廃人になっていく様が描かれていました。それなりにおもしろい作品ですが、読むならもう2、30年若いほうが良いような。でもどちらかといえば悪書ではあるので、あらすじだけでもう十分に感じました。
「斜陽(しゃよう)」は雑誌『新潮』の1947年7・8・9・10月号に連載された後、同年12月に単行本として新潮社から刊行され、ベストセラーとなりました。マンガでどんどん読み進められるからか、お昼の連続ドラマを見ているような間隔で、興味深く読み進めることができました。原文で改めて読みたいか、と問われれば、それほどの魅力は感じませんが、実際、何度もテレビドラマや映画にリメイクされているようなので、そちらはいずれ観てみたいと思いました。
Kindle Unlimited による芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ。1892年3月~1927年7月)の漫画版。3冊目は「或阿呆の一生」と「歯車」を収める1冊を読みました。
Kindle Unlimited で読める芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ。1892年3月~1927年7月)の漫画版。2冊めは「羅生門(らしょうもん)」「偸盗(ちゅうとう)」「藪の中(やぶのなか)」の3作を収める1冊を読みました。
kindle unlimited による漫画版世界史。早稲田大学教授(※1992年刊行当時)長澤和俊(ながさわかずとし。1928~2019)監修、ムロタニツネ象(まんが)『学研まんが 世界の歴史2 ギリシア文明とペルシア帝国の興亡』(学習研究社、1992年9月)を読みました。
Kindle Unlimited で読む漫画版日本史。国学院大学名誉教授・文学博士(※1982年刊行当時)樋口清之(ひぐちきよゆき。1909~1997)監修、原島サブロー(まんが)『学研まんが 日本の歴史2 大和の国ぐに 大和時代』(学習研究社、1982年1月)を読みました。
山本博文(やまもとひろふみ。東京大学教授 ※2015年当時)氏の監修による角川まんが学習シリーズ『日本の歴史2 飛鳥朝廷と仏教 ●飛鳥~奈良時代』(KADOKAWA、2015年6月◇223頁)を読みました。偶然30年以上前の「学研まんが 日本の歴史」シリーズも一緒に読み始めることになったので、混乱しないか心配でしたが、おもむきがまるで違うので、どちらも興味深く読み進められています。最近の「角川まんが学習シーズ 日本の歴史」のほうが内容的にやさしく、多少物足りない印象もあるのですが、大きな流れをざっとつかむのにはこのほうが適しているのかもしれません。
世界史と合わせて日本史の方も。