2025年10月5日日曜日

【読了】ビキナーズ・クラシックス『伊勢物語』(角川ソフィア文庫、2007年12月)

   Kindle Unlimited で、坂口由美子(さかぐちゆみこ)『ビキナーズ・クラシックス 日本の古典 伊勢物語』(角川ソフィア文庫、2007年12月)を読みました。角川ソフィア文庫のなかから何か平安時代の古典を、と思い、そういえばちゃんと読んだことがなかったなと『伊勢物語』を開いてみました。全125段のなかから58段を選んで原文+現代語訳+解説を付しています。


坂口由美子(さかぐちゆみこ)
『ビキナーズ・クラシックス 日本の古典 伊勢物語』
(角川ソフィア文庫、2007年12月)
 ※電子書籍は2011年11月に角川学芸出版より刊行。

 読みやすくてすらすら読めますが、どちらかといえば素朴な味わい。全体としての整った構成を見せるわけでもなく、おおむね一話完結のお話がひたすら続いていくだけなので、正直なところ途中で飽きが来てしまいましたが、抄出本だったので何とか読み終えることができました。どちらかといえば、恋愛における和歌のやり取りから物語が生まれる様子が、素材のまま書き残されている印象で、ここから色々話を膨らましていったら面白いのかもしれない、と思いました。

 もう少し時間を置いてからまた読んでみます。今回は抄出本だったので、全文を読むとまた違った印象になるかもしれません。

 

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