Kindle Unlimitedで、佐藤秀峰(さとうしゅうほう。1973年12月- )氏の代表作『ブラックジャックによろしく』『新ブラックジャックによろしく』『特攻の島』『海猿』が全巻読めることを知りました。
このうち、かつて読んだことがあったのは『ブラックジャックによろしく』のみ。続編が刊行され、すでに完結していたことを今回初めて知り、まずは『新ブラックジャックによろしく』(全9巻)から読み始めたところ、やはり読ませる力のある作品で、一気に全巻読み終えていました。その流れで、元の『ブラックジャックによろしく』(全13巻)も再読しました。こちらも勢いのままに一気に読破。
続いて、回天特別攻撃隊を扱った作品『特攻の島』(全9巻)を読んでみました。以前から気になっていたのですが、医療マンガ以上に救いのない重い内容で、読んでいてしんどくなるのは漫画としてどうなんだろうと思いつつ、気がついたら最後まで読了。『ブラックジャックによろしく』でも感じたことですが、客観的なデータの蓄積が多少物足りない。もともと作者の主観が強く出てくる作風なので、もとになった参考文献一覧などはあってほしかったと思います。この作品は、完成に苦労したのではないか、と感じました。
どれも一気に読めるので、それならば未読であった『海猿』(全12巻)も外せません。初めて読んでみると、他の作品よりもエンターテイメント重視で、最後まで楽しく読み通すことができました。
書誌をまとめておきます。
●『海猿』
◎雑誌「週間ヤングサンデー」(小学館)
1999年22・23合併号(同年5月)~2001年34号(同年8月)
◯単行本「小学館 ヤングサンデーコミックス」
第1巻(1999年5月)~第12巻(2001年10月)
●『ブラックジャックによろしく』
◎雑誌「モーニング」(講談社)
2002年2月号 ~ 2006年1月号
◯単行本「講談社 モーニングKC」
第1巻(2002年5月)~第13巻(2006年9月)
●『新ブラックジャックによろしく』
◎雑誌「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)
2007年8号(同年2月)~2010年33号(同年7月)
◯単行本「小学館 ビッグコミックス」
第1巻(2007年5月)~第9巻(2010年9月)
●『特攻の島』
◎雑誌「週刊漫画TIMES」(芳文社)
2004年から2017年12月22日号まで不定期連載(Wikipedia 参照)
◯単行本「芳文社コミックス」
第1巻(2007年1月)~第9巻(2017年3月)
個人的には、新編も含めて『ブラックジャックによろしく』がお気に入りです。Kindle Unlimited にて全編公開されるまでに紆余曲折もあったようですが、今回は深入りしない。ただ大量の優れた作品を一気読みできて楽しく濃い時間を過ごせました。
おかげて『与謝野源氏』など、定期的な読み物がまた中断。このまま積ん読にならないように再開していきます。
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