2026年4月5日日曜日

【暗唱用69-80】『古今和歌集』巻第2 春歌下①

 69 〈題しらず〉 

                読人しらず
春霞たなびく山の桜花うつろはむとや色かはりゆく

春霞がたなびいている山の桜の花は、
 色あせてしまうのだろうか、だんだん色が変わっていく。

 ※春霞[名詞]春に立つかすみ
   たなびく[動詞(カ行四段)連体形]
    山の[名詞 + 格助詞 の]→連体修飾(山にある)
     桜花[名詞]
 ※うつろは む[動詞(ハ行四段)未然形 + 推量の助動詞  む 連体形]
   とや[格助詞 と + 係助詞 や]→ 疑問的詠嘆 ~ということだろうか
 ※色 かはり ゆく[名詞+動詞(ラ行四段)連用形+動詞(カ行四段)終止形]
         →色がしだいに変わっていく

 ★係助詞「や」が用いられているが、「とや」のかたちでは、「や」は直前の「うつろはむ」に作用する傾向が強く、文全体に及ぶ典型的な係り結び(文末=連体形)とは見なしにくい。したがって、文末「ゆく」は連体形と同形ではあるが、終止形とするのが自然と考えた。】


70
まてといふに散らでしとまる物ならばなにを桜に思ひまさまし

待てというと、散らないで留まるものならば、
  何を桜に対して思い募らせようか。(いや、募らせはしない。)

 ※まて[動詞(タ行四段)命令形]
   と いふ に[格助詞(引用)+動詞(ハ行四段)連体形+接続助詞]
         →待てというと、

 ※散ら で[動詞(ラ行四段)未然形+接続助詞]
   し[副助詞]添え詞。語勢を整える
    とまる[動詞(ラ行四段)連体形]
        →散らないで留まる

 ※物ならば[名詞+断定の助動詞 なり 未然形 + 接続助詞(仮定条件)]

 ※なにを桜に[代名詞+格助詞+名詞+格助詞]
        →何を桜に対して

 ※思ひまさまし[動詞(ハ・四)連用+動詞(サ・四)未然+助動詞(反実仮想)]
         →思い募らせようか、いや、募らせはしない。】


71
のこりなくちるぞめでたき桜花有りて世の中はてのうければ

残りなく散る桜の花こそ見事だ。
 その花が存在する人の世の、
 果て(死ぬまでのごたごた)はつらいもの。 
  だからこそ、残りなく散る桜はいよいよ見事なのだ。

 ※のこり なく[動詞(ラ・四)連用形+形容詞(ク活用)連用形]

 ※ちる ぞ[動詞(ラ・四)終止形+係助詞(強意・詠嘆)]
   めでたき[形容詞(ク活用)連体形]
        → 散ることこそ見事な

 ※桜花[名詞]
   有り て[動詞(ラ変)連用形+接続助詞]
        →桜の花があって

 ※世の中[名詞]
  はて の[名詞+格助詞(連体修飾)]
   うけれ ば[ 形容詞(シク活用)已然形+接続助詞 (原因・結果)]
         →世の中の果てはつらいものだから。


72
このさとに旅ねしぬべし桜花ちりのまがひにいへぢ忘れて

この里で旅寝してしまいそうだ、
 桜の花が散りみだれるさまに家路を忘れて

 ※このさとに[連体詞+名詞+格助詞]
        →この里で
 ※旅ね し ぬ べし[名詞+動詞(サ変)連用形+完了の助動詞 ぬ 終止形
          +推量の助動詞 べし 終止形]
          →旅寝してしまいそうだ

 ※桜花[名詞]
     →桜の花が

 ※ちり の まがひ に[動詞(ラ四)連用形+格助詞+名詞+格助詞]
           →散りみだれるさまに

 ※いへぢ 忘れ て[名詞+動詞(ラ下二)連用形+接続助詞]
          →家路を忘れて】


73
空蝉の世にもにたるか花ざくらさくとみしまにかつ散りにけり

はかないこの世にも似ているだろうか、花桜よ。
 咲いたと見ているうちにすぐに散ってしまったなあ。

 ※空蝉 の[名詞+格助詞]
      →はかないこの世の

 ※世 に も[名詞+格助詞+係助詞]
   に たる か[動詞(ナ上一)連用形+存続の助動詞 たり 連体形
        +係助詞(疑問)]
         →世にも似ているのだろうか

 ※花ざくら[名詞]

 ※さく と[動詞(カ四)終止形+接続助詞(順接確定条件・同時)]
   み し ま に[動詞(ラ上一)連用形+過去の助動詞 き 連体形
         +名詞+格助詞(時間)]
          →咲いたと見ている間に

 ※かつ[副詞]
   散り に けり[動詞[ラ四]連用形+完了の助動詞 ぬ 連用形
         +詠嘆・過去の助動詞 けり 終止形]
          →すぐに散ってしまったことだなあ】


74 〈僧正遍昭によみておくりける〉 
                     惟喬親王
桜花ちらばちらなむ散らずとてふるさと人のきてもみなくに

【僧正遍昭に詠んで送った歌
 
 桜の花よ、散るならばいっそ散ってしまえ。
 散らないからといって、
 昔なじみの人が来ても(どうせ)見ないのだから。

 (次の天皇候補から外れたまま生きている自分の立場を反映しているのかも。)

 ※僧正 遍昭 に[名詞+固有名詞+格助詞]
   読み て[動詞(マ四)連用形+接続助詞]
    おくり ける[動詞(ラ四)連用形+連体形]
           →僧正遍昭に読んで送った(歌)

 ※桜花[名詞]

 ※ちら ば[動詞(ラ四)未然形+接続助詞(仮定条件)]
   ちらなむ[動詞(ラ四)未然形+強い願望の助動詞 ぬ 未然形
        +意志・推量の助動詞 む 終止形]
         →散るならばいっそ散ってしまえ

 ※散ら ず とて[動詞(ラ四)未然形+打消の助動詞 ず 終止形
         +格助詞+接続助詞(理由)]
         →散らないからといって

 ※ふるさと人 の[名詞+格助詞(主格)]
         →昔なじみの人が

 ※き  て も[動詞(カ変)連用形+接続助詞+係助詞(逆接)]
       →来ても

 ※み なく に[動詞(マ上一)未然形+打消の助動詞 ず 連用形
         +接続助詞(終助詞的詠嘆)] 
        →(どうせ)見ないのだから】


75 〈雲林院にて桜の花のちりけるを見てよめる〉 
                 そうく法師
桜ちる花の所は春ながら雪ぞふりつつきえがてにする

【雲林院で桜の花が散ったのを見て詠んだ歌

 桜の花が散る所は、春なのに
 ふりつづいて消えがたい雪のように見せる

 ※雲林院 にて[名詞+格助詞]
        →雲林院で

 ※桜 の 花 の[名詞+格助詞+名詞+格助詞]
   ちり ける を[動詞(ラ行四段)連用形
          +過去の助動詞 けり 連体形+格助詞]
          →桜の花が散ったのを

 ※見 て よめ る[動詞(マ上一)連用形+接続助詞(順接)
         +動詞(マ四)已然形+完了の助動詞 り 連体形]
          →見て詠んだ(歌)

 ※桜 ちる[名詞+動詞(ラ四)連体形]
       →桜が散る

 ※花 の 所 は[名詞+格助詞+名詞+係助詞]
         →花の所は

 ※春 ながら[名詞+接続助詞(逆接)]
       →春なのに

 ※雪 ぞ[名詞+係助詞(強意)]
   ふり つつ[動詞(ラ四)連用形+接続助詞(反復・継続)]
        →雪がふりつづいて

 ※きえ がて[動詞(ヤ下二)連用形+接尾語]
   に する[断定(この場合は「状態」)の助動詞 なり 連用形
       +動詞(サ変)連体形]
        →消えがたく見せる】


76 〈桜の花のちりける見てよみける〉 
                      素性法師
花ちらす風のやどりはたれかしる我にをしへよ行きて恨みむ

【 桜の花が散ったのを見て詠んだ歌

 花を散らす風の居場所はいったい誰が知っているのか
  私に教えてくれ、行って恨み言をいおう

 ※桜 の 花 の[名詞+格助詞(連体修飾)+名詞+格助詞(主格)]
   ちり ける[動詞(ラ四)連用形+過去の助動詞 けり 連体形]
        →桜の花が散った(のを)

 ※見 て よみ ける[動詞(マ上一)連用形+接続助詞
           +動詞(マ四)連用形+過去の助動詞 けり 連体形]
          →見て詠んだ(歌)

 ※花 ちらす[名詞+動詞(サ四)連体形]
       →花を散らす

 ※風 の[名詞+格助詞(連体修飾)]
   やどり は[名詞+係助詞(主題提示)]
        →風の居場所は

 ※たれ か しる[代名詞+係助詞+動詞(ラ四)連体形]
         →いったい誰が知っているのか

 ※我 に[代名詞+格助詞(受け手:間接目的語)]
   をしへよ[動詞(ハ下二)命令形]
        →私に教えてくれ

 ※行き て[動詞(カ四)連用形+接続助詞]
   恨み む[動詞(マ上二)未然形+意志の助動詞 終止形]
       →行って恨もう

 ◯動詞の上二段活用(現代語とだいぶ違う)
   うらみ(ず)
   うらみ(けり・て)
   うらむ
   うらむる(とき)
   うらむれ(ば)
   うらめよ 】


77 〈うりんゐんにて桜の花をよめる〉
                   そうく法師
いざさくら我もちりなむひとさかりありなば人にうきめみえなむ


78 〈あひしれりける人のまうできて、かへりにける後に、
    よみて花にさしてつかはしける〉 
                       貫之
ひとめみし君もやくると桜花けふはまちみてちらばちらなむ


79 〈山の桜をみてよめる〉 
春霞なにかくすらむさくら花ちるまをだにもみるべき物を


80 〈心ちそこなひてわづらひける時に、風にあたらじとて、
   おろしこめてのみ侍りけるあひだに、
   をれる桜のちりがたになれりけるをみてよめる〉 
                    藤原因香朝臣
たれこめて春のゆくへもしらぬまにまちし桜もうつろひにけり

※個人的な暗唱用に。本文のテキストは、西本経一(にししたきょういち)校註『日本古典全書 古今和歌集』(毎日新聞社、1948年9月)による。解釈は今はおもに、久曽神昇(きゅうそじんひたく)全訳注『古今和歌集(一)』(講談社学術文庫、1979年9月)と、小沢正夫(おざわまさお)・松田茂穂(まつだしげほ)校注・訳『完訳 日本の古典9 古今和歌集』(小学館、1983年4月)を参照している。

※ひたすら暗唱はだんだん面白くなくなって来ました。この際、古典文法の復習をかねて、文法の力のみを信じ、定石通りに読んだらどう解釈できるのかを【……】で記していくことにしました。いずれ『高明集』を正確に読むための基礎力を養いたい。


2026年3月7日土曜日

【読了】佐藤秀峰著『ブラックジャックによろしく』『特攻の島』『海猿』など

 Kindle Unlimitedで、佐藤秀峰(さとうしゅうほう。1973年12月- )氏の代表作『ブラックジャックによろしく』『新ブラックジャックによろしく』『特攻の島』『海猿』が全巻読めることを知りました。

 このうち、かつて読んだことがあったのは『ブラックジャックによろしく』のみ。続編が刊行され、すでに完結していたことを今回初めて知り、まずは『新ブラックジャックによろしく』(全9巻)から読み始めたところ、やはり読ませる力のある作品で、一気に全巻読み終えていました。その流れで、元の『ブラックジャックによろしく』(全13巻)も再読しました。こちらも勢いのままに一気に読破。

 続いて、回天特別攻撃隊を扱った作品『特攻の島』(全9巻)を読んでみました。以前から気になっていたのですが、医療マンガ以上に救いのない重い内容で、読んでいてしんどくなるのは漫画としてどうなんだろうと思いつつ、気がついたら最後まで読了。『ブラックジャックによろしく』でも感じたことですが、客観的なデータの蓄積が多少物足りない。もともと作者の主観が強く出てくる作風なので、もとになった参考文献一覧などはあってほしかったと思います。この作品は、完成に苦労したのではないか、と感じました。

 どれも一気に読めるので、それならば未読であった『海猿』(全12巻)も外せません。初めて読んでみると、他の作品よりもエンターテイメント重視で、最後まで楽しく読み通すことができました。

 書誌をまとめておきます。

●『海猿』
 ◎雑誌「週間ヤングサンデー」(小学館)
   1999年22・23合併号(同年5月)~2001年34号(同年8月
 ◯単行本「小学館 ヤングサンデーコミックス」
   第1巻(1999年5月)~第12巻(2001年10月

●『ブラックジャックによろしく』
 ◎雑誌「モーニング」(講談社)
   2002年2月号 ~ 2006年1月号
 ◯単行本「講談社 モーニングKC」
   第1巻(2002年5月)~第13巻(2006年9月

●『新ブラックジャックによろしく』
 ◎雑誌「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)
   2007年8号(同年2月)~2010年33号(同年7月
 ◯単行本「小学館 ビッグコミックス」
   第1巻(2007年5月)~第9巻(2010年9月

●『特攻の島』
 ◎雑誌「週刊漫画TIMES」(芳文社)
   2004年から2017年12月22日号まで不定期連載(Wikipedia 参照)
 ◯単行本「芳文社コミックス」
  第1巻(2007年1月)~第9巻(2017年3月


 個人的には、新編も含めて『ブラックジャックによろしく』がお気に入りです。Kindle Unlimited にて全編公開されるまでに紆余曲折もあったようですが、今回は深入りしない。ただ大量の優れた作品を一気読みできて楽しく濃い時間を過ごせました。

 おかげて『与謝野源氏』など、定期的な読み物がまた中断。このまま積ん読にならないように再開していきます。

2026年2月15日日曜日

【読了】与謝野晶子訳『源氏物語』第32・33・34帖「梅が枝」「藤のうら葉」「若菜上」

  与謝野晶子(よさのあきこ。1878-1942)氏による現代語訳『源氏物語』。1・2月は、

  第32帖「梅が枝(うめがえ)」https://amzn.to/4cPLOpx
  第33帖「藤のうら葉(ふじのうらは)」https://amzn.to/4da8ill
  第34帖「若菜 上(わかな)」https://amzn.to/4uzerO1

の3帖を読みました。夕霧と雲井の雁の結婚を機に物語が新しい動きを見せていきます。そこで落ち着くかと思えば、女三の宮と柏木の大問題が起こって、再び読ませる力を取り戻した感じがします。とくに「若菜」の帖は紫式部の気合の入り方が違う。またこの先が楽しみになって来ました。

 与謝野『源氏』は、全帖「青空文庫」で読めます。青空文庫版の底本は『全訳源氏物語 中巻』(角川文庫、1971年11月、改版初版発行)の第39版(1994年6月発行)が用いられています。もともとは上田英代(うえだひでよ)氏が、古典総合研究所のHP上(http://www.genji.co.jp)に入力公開されていたものを、青空文庫形式に編集しなおしてあります。

 校正には第44版(2002年1月発行)が使用されました。
  第32帖「梅が枝」は、
   鈴木厚司氏が校正を担当し、
   2003年9月3日に青空文庫ファイルを作成。
  第33帖「藤のうら葉」は、
   kompass氏が校正を担当し、
   2003年9月8日に青空文庫ファイルを作成。
  第34帖「若菜 上」は、
   門田裕志・小林繁雄の両氏が校正を担当し、
   2004年3月9日に青空文庫ファイルを作成。
と、各巻末に明記されていました。


2026年2月8日日曜日

【読了】学研まんが『日本の歴史 12 明治維新 明治時代・前期』(1982年3月)

   Kindle Unlimited で読む漫画版日本史。国学院大学名誉教授・文学博士(※1982年刊行当時)樋口清之(ひぐちきよゆき。1909~1997)監修、福田三郎(まんが)『学研まんが 日本の歴史 12 明治維新 明治時代・前期』(学習研究社、1982年3月)を読みました。


樋口清之(監修)
福田三郎(まんが)
『学研まんが 日本の歴史 12 明治維新 明治時代・後期』
(学習研究社、1982年3月)

 1 尊王攘夷
 2 薩長同盟ができる
 3 江戸幕府ほろぶ
 4 戊辰戦争
 5 新政府の出発
 6 版籍奉還と廃藩置県
 7 四民平等と徴兵令
 8 産業をおこす
 9 新政府の外交
 10 文明開化

の10章仕立て。中学の歴史よりは遥かに詳しく、高校の日本史より少し優しいレベル。最近のマンガ版日本の歴史よりはずっと詳しいので、大人の学び直しにもちょうどよいです。大学で樋口清之博士の日本史概説を拝聴する気分で楽しく読み進めることができました。

 電子版の奥付には(学研教育出版、2012年5月 version1.0発行)と、またAmazonの説明書きには書籍版の「巻頭巻末資料は電子版では未掲載」とありました。

2026年2月1日日曜日

【読了】学研まんが『世界の歴史 12 アジアの植民地化と無抵抗主義者ガンジー』(1993年11月)

 kindle unlimited で読み進めている漫画版世界史。早稲田大学教授(※1993年刊行当時)長澤和俊(ながさわかずとし。1928~2019)監修、ムロタニツネ象(まんが)『学研まんが 世界の歴史 12 アジアの植民地化と無抵抗主義者ガンジー』(学習研究社、1993年11月)を読みました。


長澤和俊監修)
ムロタニツネ象(案・構成・まんが)
『学研まんが 世界の歴史 12 アジアの植民地化と無抵抗主義者ガンジー
(学習研究社、1993年11月)

 1 アヘン戦争おこる
 2 洪秀全と太平天国の乱
 3 セポイの反乱とインド帝国
 4 ガンジーとインドの独立

の4章仕立て。高校の世界史を一つ一つ噛み砕いて、やさしく説明してもらえてる感じで、興味深く読み進めることができました。最近のマンガ版世界史と比べると、文字も使ってかなり詳しく描かれているので、大人でも結構勉強になります。小中学生でも十分読めますが、歴史に興味がないとそんなに面白くはないかもしれません。歴史好きなお子さんをますます好きにするための本格的なマンガ版世界史といえそうです。

 電子版の奥付には(学研教育出版、2015年6月 version1.0発行)とあり、Amazonの説明書きには、書籍版の「巻頭巻末資料は電子版では未掲載」とありました。

2026年1月11日日曜日

【読了】武田一義著『ペリリュー 楽園のゲルニカ 10・11』(白泉社、2021年)

  Kindle Unlimited で読み始めた武田一義(たけだかずよし)氏の戦争漫画『ペリリュー ‐楽園のゲルニカ』。無料の6巻はあっという間に読み終わり、追加であと2巻。物語が一応の完結を迎えるまで一気に読んでしまいました。久しぶりに強い魅力のある漫画を読みました。このあとさらに外伝として4巻あるようですが、それは少し時間を空けたいと思います。

 ペリリュー島の戦いは、1944年9月15日から11月27日にかけて行われた太平洋戦争末期の戦闘である。日米両軍は孤立した島の戦場において、長期にわたる激しい消耗戦を展開した。米軍は約8,000人に及ぶ死傷者を出し、日本軍守備隊約1万人はほぼ壊滅状態となり、終戦後まで島内に潜伏していた兵士のうち、1947年4月に帰順した者は34人であったとされている〈※この説明は、ChatGPTとの対話によって生成。文責は栗木。〉


武田一義(たけだかずよし 1975- )著
平塚柾緒(ひらつかまさお 1937- 太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 10』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2021年1月)

 第72話 脱走①          (『ヤングアニマル』2020年7号)
 第73話 脱走②          (『ヤングアニマル』2020年8号)
 第74話 脱走③          (『ヤングアニマル』2020年11・12号)
 第75話 脱走④          (『ヤングアニマル』2020年13・14号)
 第76話 投降         (『ヤングアニマル』2020年15号)
 第77話 田丸 均       (『ヤングアニマル』2020年16号)
 第78話 戦場の匂い       (『ヤングアニマル』2020年17号)
 第79話 残りし者 残されし者 (『ヤングアニマル』2020年19号)



武田一義 著
平塚柾緒(太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 11』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2021年7月)

 第80話 ペリリュー2017/東京2015 (『ヤングアニマル』2020年22号)
 第81話 日本1947          (『ヤングアニマル』2020年23号)
 第82話 筑波1948          (『ヤングアニマル』2020年24号)
 第83話 水戸1948          (『ヤングアニマル』2021年2号)
 第84話 ペリリュー1972       (『ヤングアニマル』2021年3号)
 第85話 ペリリュー1975       (『ヤングアニマル』2021年4号)
 第86話 日本2016          (『ヤングアニマル』2021年6号)
 第87話 ペリリュー2017       (『ヤングアニマル』2021年8号)


2026年1月9日金曜日

【読了】武田一義著『ペリリュー 楽園のゲルニカ 7・8・9』(白泉社、2019-20年)

 Kindle Unlimited で読み始めた武田一義(たけだかずよし)氏の戦争漫画『ペリリュー ‐楽園のゲルニカ』。無料の6巻で満足するはずもなく、続巻を追加購入して読み進めました。私が知らなかっただけで、昨年12月に映画化公開され、話題になっていたようです。映画を観に行く時間は恐らく取れませんが、原作は最後まで読んでおこうと思います。


 ペリリュー島の戦いは、1944年9月15日から11月27日にかけて行われた太平洋戦争末期の戦闘である。日米両軍は孤立した島の戦場において、長期にわたる激しい消耗戦を展開した。米軍は約8,000人に及ぶ死傷者を出し、日本軍守備隊約1万人はほぼ壊滅状態となり、終戦後まで島内に潜伏していた兵士のうち、1947年4月に帰順した者は34人であったとされている〈※この説明は、ChatGPTとの対話によって生成。文責は栗木。〉



武田一義(たけだかずよし 1975- )著
平塚柾緒(ひらつかまさお 1937- 太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 7』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2019年7月)

 第48話 長い1日・侵入    (『ヤングアニマル』2018年21号)
 第49話 長い1日・探索    (『ヤングアニマル』2018年23号)
 第50話 長い1日・夜明け   (『ヤングアニマル』2018年24号)
 第51話 新しい日々      (『ヤングアニマル』2019年2号)
 第52話 離合集散       (『ヤングアニマル』2019年3号)
 第53話 楽しむ心       (『ヤングアニマル』2019年4号)
 第54話 来たるべき日     (『ヤングアニマル』2019年6号)
 第55話 その日を待ちながら  (『ヤングアニマル』2019年7号)



武田一義 著
平塚柾緒(太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 8』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2020年1月)

 第56話 ペリリュー 昭和21年 秋(『ヤングアニマル』2019年8号)
 第57話 もしかして       (『ヤングアニマル』2019年11号)
 第58話 だとしたら       (『ヤングアニマル』2019年12号)
 第59話 WAR ENDS       (『ヤングアニマル』2019年14号)
 第60話 生きる希望と絶望    (『ヤングアニマル』2019年15号)
 第61話 日常の中の悪夢     (『ヤングアニマル』2019年16号)
 第62話 吉敷佳助        (『ヤングアニマル』2019年18号)
 第63話 違う道         (『ヤングアニマル』2019年19号)



武田一義 著
平塚柾緒(太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 9』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2020年7月)

 第64話 指揮官②    (『ヤングアニマル』2019年20号)
 第65話 どうか     (『ヤングアニマル』2019年22号)
 第66話 プリーズ    (『ヤングアニマル』2019年23号)
 第67話 戦いは終わらず (『ヤングアニマル』2019年24号)
 第68話 捜索網の下で  (『ヤングアニマル』2020年2号)
 第69話 台風      (『ヤングアニマル』2020年3号)
 第70話 狂熱      (『ヤングアニマル』2020年4号)
 第71話 仲間たち    (『ヤングアニマル』2020年6号)


2026年1月7日水曜日

【読了】武田一義著『ペリリュー 楽園のゲルニカ 4・5・6』(白泉社、2018-19年)

 Kindle Unlimited で読み始めた武田一義(たけだかずよし)氏の戦争漫画『ペリリュー ‐楽園のゲルニカ』。思わず惹き込まれてすぐに第4・5・6巻を読みました。絵柄がかわいらしいからか、深刻な内容にもかかわらず漫画としてのユーモアもあって、よく創り込まれたストーリーに魅了されました。もっと早く読んでおくべきでした。戦争漫画も『はだしのゲン』のころからずいぶん様変わりしていますが、現実には体験していない分、かえって冷静な目で見つめられる良さがあると思いました。


 ペリリュー島の戦いは、1944年9月15日から11月27日にかけて行われた太平洋戦争末期の戦闘である。日米両軍は孤立した島の戦場において、長期にわたる激しい消耗戦を展開した。米軍は約8,000人に及ぶ死傷者を出し、日本軍守備隊約1万人はほぼ壊滅状態となり、終戦後まで島内に潜伏していた兵士のうち、1947年4月に帰順した者は34人であったとされている〈※この説明は、ChatGPTとの対話によって生成。文責は栗木。〉



武田一義(たけだかずよし 1975- )著
平塚柾緒(ひらつかまさお 1937- 太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 4』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2018年2月)

 第24話 11月24日(後編) (『ヤングアニマル』2017年11号)
 第25話 臨界点      (『ヤングアニマル』2017年14号)
 第26話 掃討部隊     (『ヤングアニマル』2017年15号)
 第27話 包囲網      (『ヤングアニマル』2017年16号)
 第28話 生存本能     (『ヤングアニマル』2017年18号)
 第29話 山の中 海の中  (『ヤングアニマル』2017年19号)
 第30話 ひみつきち    (『ヤングアニマル』2017年20号)
 第31話 祈りの日     (『ヤングアニマル』2017年22号)



武田一義 著
平塚柾緒(太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 5』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2018年7月)

 第32話 伝令      (『ヤングアニマル』2017年23号)
 第33話 再起の第一歩  (『ヤングアニマル』2017年24号)
 第34話 糧秣奪取作戦  (『ヤングアニマル』2018年2号)
 第35話 隣り合う地獄  (『ヤングアニマル』2018年3号)
 第36話 大山      (『ヤングアニマル』2018年5号)
 第37話 指揮官     (『ヤングアニマル』2018年6号)
 第38話 生存本能②   (『ヤングアニマル』2018年7号)
 第39話 平穏な日々   (『ヤングアニマル』2018年9号)



武田一義 著
平塚柾緒(太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 6』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2019年1月)

 第40話 水戸・ペリリュー (『ヤングアニマル』2018年10号)
 第41話 衝動       (『ヤングアニマル』2018年11号)
 第42話 ネズミ退治    (『ヤングアニマル』2018年14号)
 第43話 自裁       (『ヤングアニマル』2018年15号)
 第44話 追われる者たち  (『ヤングアニマル』2018年16号)
 第45話 僕は       (『ヤングアニマル』2018年17号)
 第46話 戦利品②     (『ヤングアニマル』2018年19号)
 第47話 長い1日・日暮れ    (『ヤングアニマル』2018年20号)

2026年1月5日月曜日

【Chat GPT との対話】太平洋戦争「玉砕/撤収/大敗・消耗」時系列まとめ(日本側)

昨年冬から Chat GPT  を始めました。使ってみると、有能な秘書を月額3,000円で雇えている感覚で、知的刺激に満ちた楽しい時間を過ごせています。あくまでネット上に公開されている様々なデータを高速で調べてわかりやすく整理して回答してくれる存在なので、その限界を知ったうえでうまく使うと面白い。苦手な分野を知ったかぶりして堂々と間違えるので、気をつけないとつい騙されそうになりますが、御愛嬌。人間もいくらでも間違うことはあるので、かえって親しみがわきました。絵や地図、図形をともなう問題の解決はまだ苦手な様子です。とりあえず飽きるまでいろいろ試します。

『ペリリュー 楽園のゲルニカ』を読んで、そもそもペリリュー島の戦いが、太平洋戦争の流れの中でどのような位置づけとなるのか興味がわきました。Chat GPTと対話を重ね、個人的な参照用にまとめてみました。ペリリュー島の戦いは⑨です。これらの戦いを地図上に表したかったのですが、それは Chat GPT の苦手分野のようで、時間がかかる上ヘンテコな地図が出てきたので諦めました。



太平洋戦争:日本側の主要な「玉砕/撤収/大敗・消耗」時系列

①1942/8–1943/2
 ガダルカナル島の戦い(撤収)……ソロモン諸島(南太平洋)
  第17軍(第2師団・第38師団など)
   ⇒1943/2/7 撤収完了(ケ号作戦)

②1942/11
 第三次ソロモン海戦(大敗・消耗)……ソロモン諸島海域
  連合艦隊(主に第二艦隊)
   ⇒1942/11/15 戦闘終結

③1943/3
 ビスマルク海海戦(大敗・消耗)…ニューギニア北方海域
  第18軍輸送船団(護衛:第八艦隊等)
   ⇒1943/3/4 船団壊滅

④1943/5
 アッツ島の戦い(玉砕)…アリューシャン列島
  北海守備隊(独立歩兵第301大隊等)
   ⇒1943/5/29 玉砕(最終突撃)

⑤1943/11
 タラワの戦い(玉砕)…ギルバート諸島(中部太平洋)
  第3特別根拠地隊
   ⇒1943/11/23 守備隊壊滅

⑥1944/1–2
 クェゼリンの戦い(玉砕)…マーシャル諸島
  第6根拠地隊
   ⇒1944/2/6 守備隊壊滅

⑦1944/6–7
 サイパンの戦い(玉砕)…マリアナ諸島
  第43師団・第47独立混成旅団等
   ⇒1944/7/7 玉砕(組織的抵抗終末)

⑧1944/6–7
 フィリピン海海戦(大敗・消耗)…マリアナ沖
  第一航空艦隊・機動部隊
   ⇒1944/6/20 戦闘終結

⑨1944/9–1945/4
 ペリリューの戦い(玉砕)…パラオ諸島
  第14師団(歩兵第2連隊中心)
   ⇒1945/4/27 守備隊事実上壊滅

⑩1944/10
 レイテ沖海戦(大敗・消耗)…フィリピン周辺海域
  連合艦隊主力
   ⇒1944/10/26 戦闘終結

⑪1945/2–3
 硫黄島の戦い(玉砕)…小笠原諸島
  第109師団
   ⇒1945/3/26 守備隊玉砕発表

⑫1945/4–6
 沖縄戦(玉砕)…南西諸島(沖縄本島)
  第32軍
   ⇒1945/6/23 組織的戦闘終結



【参考文献】

 ①防衛庁防衛研修所戦史部 編
  『戦史叢書 南太平洋陸軍作戦〈2〉ガダルカナル・ブナ作戦』
  (朝雲新聞社、1969年7月)

 ②防衛庁防衛研修所戦史部 編
  『戦史叢書 南東方面海軍作戦〈2〉ガ島撤収まで』
  (朝雲新聞社、1975年8月)

 ③防衛庁防衛研修所戦史部 編
  『戦史叢書 南東方面海軍作戦〈3〉ガ島撤収後』
  (朝雲新聞社、1976年8月)

 ④防衛庁防衛研修所戦史室 編
  『戦史叢書 北東方面陸軍作戦〈1〉アッツの玉砕』
  (朝雲新聞社、1968年12月)

 ⑤⑥⑦防衛庁防衛研修所戦史室 編
  『戦史叢書 中部太平洋陸軍作戦〈1〉マリアナ玉砕まで』
  (朝雲新聞社、1967年7月)

 ⑧防衛庁防衛研修所戦史部 編
  『戦史叢書 マリアナ沖海戦』
  (朝雲新聞社、1968年2月)

 ⑨⑪防衛庁防衛研修所戦史室 編
  『戦史叢書 中部太平洋陸軍作戦〈2〉ペリリュー・アンガウル・硫黄島』
  (朝雲新聞社、1968年2月)

 ⑩防衛庁防衛研修所戦史室 編
  『戦史叢書 海軍捷号作戦〈2〉フィリピン沖海戦』
  (朝雲新聞社、1972年6月)

 ⑫防衛庁防衛研修所戦史部 編
  『戦史叢書 沖縄方面陸軍作戦』
  (朝雲新聞社、1968年1月)

以上の詳しい書誌情報は、防衛研究所(National Institute for Defense Studies)のホームページ「史料室>戦史叢書シリーズ一覧」に公開されている電子版によって確認し、適宜修正した。

2026年1月3日土曜日

【読了】武田一義著『ペリリュー 楽園のゲルニカ 1・2・3』(白泉社、2016-17年)

 Kindle Unlimited で以前から気になっていた武田一義(たけだかずよし)氏の戦争漫画『ペリリュー ‐楽園のゲルニカ』が第1巻から第6巻まで無料公開されていたので、この機会に読んでみることにしました。まずは第1・2・3巻の3冊。

 ペリリュー島の戦いは、1944年9月15日から11月27日にかけて行われた太平洋戦争末期の戦闘です。日米両軍は孤立した島の戦場において、長期にわたる激しい消耗戦を展開しました。米軍は約8,000人に及ぶ死傷者を出し、日本軍守備隊約1万人はほぼ壊滅状態となり、終戦後まで島内に潜伏していた兵士のうち、1947年4月に帰順した者は34人であったとされています〈※この説明は、ChatGPTとの対話によって生成。文責は栗木。〉


 

武田一義(たけだかずよし 1975- )著
平塚柾緒(ひらつかまさお 1937- 太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 1』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2016年7月)

 第1話 ペリリュー島 昭和19年 夏(『ヤングアニマル』2016年4号)
 第2話 楽園    (『ヤングアニマル』2016年5号)
 第3話 戦場    (『ヤングアニマル』2016年6号)
 第4話 戦いの朝  (『ヤングアニマル』2016年8号)
 第5話 声     (『ヤングアニマル』2016年9号)
 第6話 虹の下   (『ヤングアニマル』2016年10号)
 第7話 落日    (『ヤングアニマル』2016年12号)



武田一義 著
平塚柾緒(太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 2』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2017年1月)

 第8話 遭遇     (『ヤングアニマル』2016年13号)
 第9話 合流と漂流  (『ヤングアニマル』2016年14号)
 第10話 命の水    (『ヤングアニマル』2016年15号)
 第11話 捨て石たち  (『ヤングアニマル』2016年16号)
 第12話 守るものたち (『ヤングアニマル』2016年17号)
 第13話 空      (『ヤングアニマル』2016年18号)
 第14話 持久に徹す  (『ヤングアニマル』2016年20号)
 第15話 開戦36日目  (『ヤングアニマル』2016年21号)



武田一義 著
平塚柾緒(太平洋戦争研究会)原案協力
『ペリリュー 楽園のゲルニカ 3』
(白泉社〔Young Animal Comics〕2017年7月)

 第16話 空腹の日    (『ヤングアニマル』2016年23号)
 第17話 散開      (『ヤングアニマル』2016年1号)
 第18話 爆煙の道    (『ヤングアニマル』2016年2号)
 第19話 家路      (『ヤングアニマル』2016年3号)
 第20話 戦利品     (『ヤングアニマル』2016年4号)
 第21話 請願      (『ヤングアニマル』2016年6号)
 第22話 仲間      (『ヤングアニマル』2016年7号)
 第23話 11月24日(前編) (『ヤングアニマル』2016年8号)