やさしい英語の本、通算27冊目、
Penguin Readers の Level2から1冊目、
スイスの小説家
ヨハンナ・シュピリ(1827生 1901没)の
名作『ハイジ』(1880)を読みました。
Johanna Spyri
Heidi
Retold by John Escott
(Penguin Readers Level 2)
(8,601語)
『ハイジ』は、
1974年に放映されたテレビアニメ
(アルプスの少女ハイジ)を、
再放送で何度か目にし、
大まかなあらすじは覚えておりました。
数年前に、
どんな小説だったのかと気になって、
矢川澄子訳(福音館文庫)で読み直し、
改めて『ハイジ』のファンになりました。
アルプスの自然の美しさ、
ハイジの心の美しさに、
自分の心も洗われる、時折読み返したい小説です。
もとはドイツ語です。
やさしい英語に書き直してありますので、
中3、高1くらいの英語力があれば、
1、2週間もあれば読みこなせると思います。
ドイツ語の原書にまで
さかのぼるわけにはいきませんが、
翻訳でまた読んでみようかな、
と思っております。
日本語訳『ハイジ』は、次のようなものが出版されています。
(網羅的ではありません。)
竹山道雄 訳
(上下2巻。岩波少年文庫、昭和27年9月)
関泰祐・阿部賀隆 訳
(角川文庫、昭和43年8月。新装版、平成18年7月。初出は昭和43年8月)
※書名『アルプスの少女ハイジ』
矢川澄子 訳
(上下2冊。福音館文庫、平成15年3月。初出は福音館書店、昭和49年12月)
国松孝二・鈴木武樹 訳
(第一・二部、2冊。偕成社文庫、昭和52年9月)
※書名『アルプスの少女ハイジ』
各務三郎 訳
(上下2巻。ブッキング、平成16年7月。初出は読売新聞社、昭和56年5・7月)
※書名『アルプスのハイジ』
上田真而子 訳
(上下2冊。岩波少年文庫、平成15年4月)
池田香代子 訳
(講談社青い鳥文庫、平成17年12月)
※書名『アルプスの少女ハイジ』
※池田訳は、『アルプスの少女』の書名で、
小学館 フラワーブックス(昭和57年10月)
講談社 少年少女世界文学館(昭和62年4月)
講談社 21世紀版 少年少女世界文学館(平成23年1月)
から出版されています。詳しい関係は、わかり次第記します。
はじめは、矢川訳で読みました。
美しい日本語に訳されていると思いますが、
子ども向けに、やさしい熟語もひらがなにしてあるのは、
多少まどろっこしい感じになりました。
編集の方針かもしれませんが、
ルビをふればよいので、もう少し漢字を入れてもらえた方が読みやすかったです。
今回、竹山道雄氏が
『ハイジ』を翻訳していることを知り、
古本で注文しました。そろそろ届くころなので、
読んでみようと思います。
※計27冊 計224,220語。
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