吉川英治 著 『宮本武蔵(四)』
(新潮文庫、平成25年5月)
※全編の初出は
『朝日新聞』昭和10年(1935)8月23日から
昭和14年(1939)7月11日まで。
『宮本武蔵』の第4巻を読み終えました。
このあたりからは今回初めて読むので、
こう言い切って良いのかはまだわかりませんが、
宮本武蔵という歴史上の人物に仮託して、
一人の男子が男性へと成長していくまでの
心の葛藤が見事に描かれた小説であるように感じました。
今読んでも十分に面白いのですが、
できれば二十歳前後までに読んでおけたら良かったな、
と後悔しました。
絶妙な匙加減で
心のひだに入り込んで来る
文章のうまさにも感服しました。
それでは楽しみつつ、
第5巻へと進みます。
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