2013年7月8日月曜日

【読了】Daniel Defoe, Robinson Crusoe (PR Level 2)

やさしい英語の本、通算47冊目、
Penguin Readers の Level 2 の6冊目は、

イギリスの小説家、
ダニエル・デフォー(1660-1731.4)の
小説『ロビンソン・クルーソー』(1719年刊)を読みました。


Daniel Defoe
Robinson Crusoe

Retold by Nancy Taylor
(Penguin Readers  Level 2)
2000年刊(9,711語)

少年時代に、
熱中して繰り返し読んだ一冊が
『ロビンソン漂流記』でした。

少年少女世界文学全集の類で、
いつの間にか両親が購入していたものなので、

誰の編訳だったのか、
どこの出版社だったのか記憶が定かでありません。

やさしい英語で読む前に、
どうせなら最新の訳をと思い、


武田将明氏の全訳による河出文庫(平成23年9月)
を購入し読みはじめたのですが、

完訳は多少まわりくどいところもあり、
やさしい英語版のほうを先に読み終えてしまいました。

こちらは歯切れの良い短めの英文で、
小見出しをたくさん立てて、先へ先へと読みやすくする工夫がされており、
楽しんで読み終えることができました。

久しぶりに「ロビンソン」の世界を楽しむことができまいた。


まだ読んだことはありませんが、
『ロビンソン・クルーソー』は続編(第2・3部)が書かれており、

岩波文庫には第2部まで収録されていますが、
それ以外は第1部のみ訳出されているようです。

以下に手に入りやい邦訳をざっと調べてみました。

増田義郎 訳
『完訳 ロビンソン・クルーソー』
(中公文庫、平成22年10月)
 ※初出は中央公論新社〔単行本〕平成19年6月。

海保眞夫 訳
『ロビンソン・クルーソー』
(岩波少年文庫、平成16年3月)

伊集院静 編訳
『ロビンソン・クルーソー』
(講談社、痛快世界の冒険文学、平成11年4月)
 ※『伊集院静のロビンソン・クルーソー』〔講談社、平成14年6月〕として再刊。

鈴木建三 訳
『ロビンソン・クルーソー』
(集英社文庫、平成7年3月)

阿部知二 訳
『ロビンソン・クルーソー』
(岩波少年文庫、改版、昭和57年1月)

坂井晴彦 訳
『ロビンソン・クルーソー』
(福音館書店、昭和50年3月)

平井正穂 訳
『ロビンソン・クルーソー(上・下)』
(岩波文庫、改版、昭和42年10月・同46年9月)
 ※第2部も含む。

佐山栄太郎 訳
『ロビンソン・クルーソー ―生涯と冒険―』
(旺文社文庫、昭和42年)

吉田健一 訳
『ロビンソン漂流記』
(新潮社文庫、改版、昭和26年6月)


恐らく完訳は、
武田将明氏の河出文庫と
増田義郎氏の中公文庫とで十分なので、

編訳でよく出来てるのはどれなのか、
いくつか読み比べてみたいと思います。


※47冊目。計379,923語

※Wikipediaの「ダニエル・デフォー」「ロビンソン・クルーソー」の項目を参照。

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