やさしい英語の本、通算54冊目、
Oxfprd Bookworms の Stage1の10冊目は、
イギリスの小説家
トーマス・ハーディ(1840.6-1928.1)の
短編小説『呪われた腕(萎えた腕)』を読みました。
ハーディ43歳の時(1887)に執筆された作品で、
翌年(1888)出版された
第1短編集『ウェセックス物語』に収録されています。
Thomas Hardy
The Withered Arm
Retold by Jennifer Basset
(Oxford Bookworms Stage1)
This simplified edition (C) Oxford University Press 2008
First published in Oxford Bookworms 2004
5,735語
ハーディを読むのは、
多読をはじめたころ(2011年9月)に、
Mcmillan Readers の Level2で
『らっぱ隊長 (The Trumpet-Major)』を読んで以来のことです。
1、2週間かけるつもりだったのですが、
波長が合ったのか、2日で読み終わりました。
幽霊あり、迷信あり、死刑場ありで、
おどろおどろしい感じの小説ですが、
先へ先へと読ませる力がありました。
翻訳は、
トーマス・ハーディ著/河野一郎 訳
『ハーディ短編集』(新潮文庫、昭和32年12月)
に「呪われた腕」と題して収録されています。
今は絶版ですが、一番安く手に入るので近々購入する予定です。
もう一つ、
もとの短編集『ウェセックス物語』自体も邦訳は出ていますが、
多少お高いです。
藤田繁・内田能嗣 監訳
『トマス・ハーディ短編全集〈第一巻〉ウェセックス物語』
(大阪教育図書、平成13年2月)
こちらに「萎えた腕」(小林千春 訳)と題して収録されています。
『らっぱ隊長』の時はあまりピンと来なかったのですが、
ハーディって面白いかもしれない、と思い始めました。
※通算54冊目。計436,550語。
※Wikipedia の「トーマス・ハーディ」を参照。
※宮本義久「ウェセックス物語試論」(『長崎大学教養部紀要 人文科学篇』第32巻第1号、平成3年7月)を参照。
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