2014年8月15日金曜日

【読了】サン=テグジュペリ著(倉橋由美子 訳)『新訳 星の王子さま』

フランスの作家
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(1900.6-1944.7)の
小説『星の王子さま』を読みました。

テグジュペリが亡くなる前年、
43歳の時(1943)に刊行された作品です。


アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ著
倉橋由美子(くらはしゆみこ)訳
『新訳 星の王子さま』
(宝島社文庫、平成18年6月。初出の単行本は宝島社、平成17年7月)

書名だけ知っていて、
読まずにいた1冊です。

ふと手にした
倉橋由美子(くらはしゆみこ)氏の翻訳を気に入り、
いずれ読もうと思いつつ、しばらく積んでありました。

夏に入り、
何となく手にして読みはじめたところ、
そのまま一気に読み終えていました。


1度読んだだけで、
まだ何かがわかったといえる段階では全然ないのですが、

くりかえし読むに足る、
不思議な魅力のある繊細な作品であることは良くわかりました。


子供時代の
豊かな感受性をなくしつつある
大人の自分との対話であるようにも感じました。


美しい詩を読むような、
ふわりとしたつかみどころのない、
でも全体として十分なまとまりをもった
不思議な魅力のある小説でした。


   ***

翻訳はざっと調べただけでも
たくさん見つかりました。


内藤濯(ないとうあろう)訳
『星の王子さま』
(岩波少年文庫、昭和28年3月)

小島俊明 訳
『新訳 星の王子さま』
(中央公論新社、平成17年6月)
 ※中公文庫、平成18年3月に再録。

三野博司 訳
『星の王子さま』
(論創社 RONSO fantasy collection、平成17年6月)

倉橋由美子(くらはしゆみこ)訳
『新訳 星の王子さま』
(宝島社、平成17年7月)
 ※宝島社文庫、平成18年6月に再録。


山崎庸一郎 訳
『小さな王子さま』
(みすず書房、平成17年8月)

 ※山崎庸一郎著『『星の王子さま』のひと』(新潮文庫、平成12年5月)。初出は『サン=テグジュペリの生涯』(新潮選書、昭和46年)に興味がありますが、未見。

池澤夏樹 訳
『星の王子さま』
(集英社文庫、平成17年8月)

藤田尊潮 訳
『小さな王子 ―新訳『星の王子さま』』
(八坂書房、平成17年10月)

川上勉・甘樂美登利 訳
『プチ・プランス ―新訳 星の王子さま』
(グラフ社、平成17年10月)

石井洋二郎 訳
『星の王子さま』
(ちくま文庫、平成17年12月)

稲垣直樹 訳
『星の王子さま』
(平凡社ライブラリー、平成18年1月)

河野万里子 訳
『星の王子さま』
(新潮文庫、平成18年3月)

河原泰則 訳
『小さな星の王子さま』
(春秋社、平成18年5月)

谷川かおる訳
『星の王子さま』
(ポプラポケット文庫、平成18年7月)


野崎歓 訳
『小さな王子』
(光文社古典新訳文庫、平成18年9月)

三田誠広 訳
『星の王子さま』
(講談社青い鳥文庫、平成18年11月)

浅岡夢二 訳/葉祥明 絵
『星の王子さま』
(ゴマブックス、平成20年11月)

管啓次郎 訳
『星の王子さま』
(角川文庫、平成23年6月)


管啓次郎 訳/西原理恵子 絵
『星の王子さま』
(角川つばさ文庫、平成23年6月)

内藤あいさ訳
『星の王子さま』
(文芸社文庫、平成25年9月)


このうち山崎庸一郎氏のお仕事に興味がありますが、未見です。

ざっと目を通した中では、

野崎歓(のざきかん)訳の光文社古典新訳文庫 は、
今回の倉橋訳と双璧で、近々読んでみるつもりです。


もう一つ、
西原理恵子氏の絵が強烈ですが、
訳文もかなり斬新な、

管啓次郎(すがせいじろう)訳の角川つばさ文庫 も、
興味があります。


最初の感想としてはこれくらいでしょうか。


※Wikipediaの「アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ」「星の王子さま」を参照。

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