2016年9月11日日曜日

【140冊目】William Shakespeare, A Midsummer Night's Drean (PR Level 3)

やさしい英語の本、通算140冊目は、
ペンギン・リーダーズのレベル3(1200語レベル)の10冊目として、

イングランドの劇作家
ウィリアム・シェイクスピア
(William Shakespeare 1564.4-1616.4)の
喜劇『夏の夜の夢』を読みました。

推定執筆年は1595-6年、初版は1600年とされているので、
シェイクスピア30代初めの作品ということになります

※河合祥一郎『あらすじで読むシェイクスピア全作品』(祥伝社新書、2013年12月)107頁参照。


William Shakespeare
A Midsummer Night's Dream

Retold by Chris Rice
〔Penguin Readers Level 3〕
First published by Penguin Books 2005
This edition published 2008
12,290語

昨年(2015)5月に、
 オックスフォード・ブックワームズのステージ3
 (1000語レベル/総語数11,167語)

今年7月に、
 ペンギン・リーダーズのレベル3
 (1200語レベル/総語数13,148語)
  ※4話収録の短編集なので1話3000語ほど。

で読んでいるので3回目の『夏の夜の夢』です。


  ***

翻訳は以前に、
新潮文庫の福田恆存(ふくだつねあり)訳、
白水uブックスの小田島雄志(おだしまゆうし)訳、
ちくま文庫の松岡和子(まつおかかずこ)訳に目を通した上で、

一番読みやすかった角川文庫の
河合祥一郎(かわいしょういちろう)氏をすでに読み終えています。



河合祥一郎訳
『新訳 夏の夜の夢』
(角川文庫、2013年10月)
 ※巻末に、「この翻訳による初演は、2012年4月22日、シェイクスピア祭(聖心女子大学宮代ホール)で新国立劇場演劇研修所卒業生・研修生による朗読劇として行われた(大幅なカットを加え、上演時間100分に収めた)」とある。


今回はさらに映画もと思い、
1935年(昭和10年)にアメリカ合衆国で制作、公開された映画を観てみました。




廉価版で手に入れた10枚組DVDの1枚です。

今から80年も昔の作品なのであまり期待していなかったのですが、
予想外に、最後まで飽きることなく楽しむことができました。

絢爛豪華に仕上げた昔の舞台をそのまま観ているようで、
『夏の夜の夢』を観るのが初めての方にもお薦めできます。

監督は
マックス・ラインハルト
(Max Reinhardt, 1873-1943)と、
ウィリアム・ディターレ
(William Dieterle, 1893-1972)のお二人。

音楽は、
オーストリアとアメリカで活躍されたクラシックの作曲家
エーリヒ・ヴォルフガング・コンゴルド
(Erich Wolfgang Korngold, 1897-1957)
が担当。

メンデルスゾーンの音楽を巧みに用いて、
センスのある映画音楽に仕上がっていました。

コンゴルド本人の作品も聴いてみたくなりました。


 ***

語彙数が増えて来て、
まだ日本語を読むようにスラスラとは読めないのですが、

あらすじもよくわかっているので、
ほぼ辞書なしで楽しみながら読み進めることができました。

400年も前の作品なのですが、
2度3度と繰り返し読むにつれ、
シェイクスピアって面白い!と自然に思えるようになって来ました。

いずれは原文でも読めるようになりたいな、
と思い始めているところです。


※第140冊目。総計1,226,166語。


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