やさしい英語の本、通算158冊目は、
ペンギン・リーダーズのレベル3(1200語レベルの)の22冊目として、
イギリスの小説家
アーサー・コナン・ドイル
(Arthur Conan Doyle, 1859年5月-1930年7月)の短編小説
『シャーロック・ホームズの生還 The Return of Sherlock Holmes 』
を読みました。
ドイル45歳の時(1905年2月)に刊行された第3短編集
『シャーロック・ホームズの生還 The Return of Sherlock Holmes 』
から3編選んで収録されています。
Sir Arthur Conan Doyle
The Return of Sherlock Holmes
Retold by Janet McAlpin
〔Penguin Readers Level 3〕
First published by Penguin Books 2000
This edition published 2008
12,921語
第3短編集
『シャーロック・ホームズの生還 The Return of Sherlock 』
には本来、1903年から1905年にかけて発表された
短編13編が収録されているのですが、
この1冊にはその中から、
1「The Six Napoleons (六つのナポレオン像)」
2「The Norwood Builder(ノーウッドの建築業者)」
3「The Golden Glasses(金縁のメガネ)」
の3編を選んで収録されています。
1「The Six Napoleons(六つのナポレオン像)」は、
このままの原題で、
英国の月刊誌『ストランド』1904年5月号、
米国の週刊誌『コリアーズ』1904年4月30日号に掲載。
2「The Norwood Builder(ノーウッドの建築業者)」は、
このままの原題で、
英国の月刊誌『ストランド』1903年11月号、
米国の週刊誌『コリアーズ』1903年10月31日号に掲載。
3「The Golden Glasses(金縁のメガネ)」は
「The Golden Pince-Nez(金縁の鼻眼鏡)」の原題で、
英国の月刊誌『ストランド』1904年7月号、
米国の週刊誌『コリアーズ』1904年10月29日号に掲載。
翻訳は、
日暮雅通(ひぐらしまさみち)氏の
『シャーロック・ホームズの生還』が、
日暮氏のわかりやすい訳文で3編とも読めるので、お薦めです。
日暮雅通(ひぐらしまさみち)訳
『シャーロック・ホームズの生還』
(光文社文庫〔新訳シャーロック・ホームズ全集〕2006年10月)
※「六つのナポレオン像」「ノーウッドの建築業者」「金縁の鼻眼鏡」を収録。
日暮訳には、
ほんの少しやさしくした版もあり、
こちらのほうがさらにわかりやすいのですが、
3編それぞれ別の巻に収録されているので、
3冊揃えないといけないのが難点でしょう。
日暮まさみち訳
「六つのナポレオン像」
『名探偵ホームズ 六つのナポレオン像』
(講談社青い鳥文庫、2011年10月)
日暮まさみち訳
「消えた建築業者」
『名探偵ホームズ 三年後の生還』
(講談社青い鳥文庫、2011年8月)
日暮まさみち訳
「金縁の鼻めがね」
『名探偵ホームズ 金縁の鼻めがね』
(講談社青い鳥文庫、2011年12月)
やさしい英語では、
3話で13,000語ほどにまとめてあるので、
訳の助けを借りなくても、
難なく1冊読み進めることができました。
個人的には以前より、
ドイルの堅実な作風に惹かれるところがあって、
いずれは原文のまま楽々読めるようになったら良いなと、
思えるようになって来ましたが、
ホームズ物を一気に全部読んでやろう!
と思うほどでもないので、
この調子でほどほどに楽しんでいこうと思います。
※第158冊目。総計1,491,023語。
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