やさしい英語の本、通算192冊目は、
オックスフォード・ブックワームズの
レベル4(1,400語レベル)の6冊目として、
イギリスの作家
ローズマリー・サトクリフ
(Rosemary Sutcliff, 1920年12月14日- 1992年7月23日)の
歴史小説『第九軍団のワシ』を読みました。
著者33歳の時(1954年)に出版された作品です。
Rosemary Sutcliff
The Eagle of the Ninth
Retold by John Escott
〔Oxford Bookworms Level 4〕
This simplified edition (c) Oxford University Press 2008
First published in Oxford Bookworms 1995
14,950語
サトクリフの作品は、
3年程前、岩波少年文庫の目録を眺めている時に、
「ローマン・ブリテン四部作」と呼ばれる
『第九軍団のワシ』
『銀の枝』
『ともしびをかかげて』
『辺境のオオカミ』
の書名をみたのが初めでした。
子供向けの歴史小説なら、
イギリス史に素人の私でも読めるかもと思い、
翻訳で『第九軍団のワシ』を手に入れました。
猪熊葉子(いのくまようこ)訳
『第九軍団のワシ』
(岩波少年文庫、2007年4月)
いざ読んでみると、
イギリス史の基本すら学んでいない私にはやや難しく、
途中で読むのを止めていました。
その後わずかながら、
イギリスやローマの歴史の勉強を進めきて、
今回やさしい英語での再挑戦となりました。
やはり背景となる史実を知らないと、
読みづらくなるかもしれませんが、
15,000語ほどに要約されているので、
翻訳を横に置いて、
わかりにくいところを確認しながら、
最後まで読み通すことができました。
なお塩野七生(しおのななみ)氏の
『ローマ人の物語』に記述はないか調べてみると、
第9巻「賢帝の世紀」
第2部「皇帝ハドリアヌス」のなかに
「ブリタニア」の項を立てていて、
わずかに記述されているのを見つけました(249-255頁)。
塩野七生著
『賢帝の世紀 ローマ人の物語Ⅸ』
(新潮社、2000年9月)
直接関係はないのですが、
背景を知る手助けにはなりました。
一つ壁を越えたので、
また次の一冊に挑戦したいところですが、
サトクリフの作品、読んでいて多少冗長な感じがして、
まだそこまで惹かれていない自分がいるのも確かです。
少し時間を置いてから、
また機会があれば挑戦してみようと思います。
※第192冊目。総計2,004,899語。
ようやく200万語に到達しました!
2011年9月に第1冊目に取り掛かってから、
毎月2冊ほどのペースで読み進め、
それから2年5ヶ月後の
2014年2月に50万語(64冊目)、
それから1年10ヶ月後の
2015年12月に100万語(122冊目/+58冊)、
それから1年7ヶ月後の
2017年7月に150万語(160冊目/+38冊)を
それぞれこえてきました。
今回はそれから1年3ヶ月後の
2018年10月に200万語(191冊目/+31冊)
に到達しました。
100万語刻みで言い直すと、
2011年9月に第1冊目をスタートし、
それから4年3ヶ月後の
2015年12月に100万語(122冊目)、
それから2年10ヶ月後の
2018年10月に200万語(191冊目/+69冊)
に到達したことになります。
現状では、高1、高2のリーダーなら、
かなり自由に読めるようになって来ましたが、
大学受験レベルの英文だと、
まだ日本語を読むようにすらすらとは読めません。
やはり100万語を読み終えた頃からの予想通り、
300万語越えが一つの目安になるようです。
今のペースで続けられるなら、
恐らく2年半くらいで実現できそうなので、
ぜひそこまでは記録を残しながら、気長に続けたいなと思っています。
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