与謝野晶子(よさのあきこ。1878-1942)氏による現代語訳『源氏物語』。9月は、
第20帖「朝顔(あさがお)」〈https://amzn.to/3KNYWPQ〉
第21帖「乙女(おとめ)」〈https://amzn.to/3IKVapX〉
第22帖「玉鬘(たまかずら)」〈https://amzn.to/47bmp59〉
の3帖を読みました。第21帖でようやく下の世代へと話が移っていくと、物語全体に新しい息吹が吹き込まれた感じがして、この先のお話にまた興味が湧いてきました。でもここから十帖は玉鬘十帖とも呼ばれ、あと少し中休みのような内容が続いていくようです。ストーリー的に斬新なものは感じませんが、紫式部の巧みな筆さばきに、飽きそうで飽きないほどほどの安定した面白さを保っています。
与謝野『源氏』は、全帖「青空文庫」で読めます。青空文庫版の底本は『全訳源氏物語 上巻』(角川文庫、1971年8月、改版初版発行)の第56版(1994年12月発行)が用いられています。もともとは上田英代(うえだひでよ)氏が、古典総合研究所のHP上(http://www.genji.co.jp)に入力公開されていたものを、青空文庫形式に編集しなおしたものです。
校正には第71版(2002年4月発行)が使用されました。
第20帖「朝顔」は、
kumi氏が校正を担当し、
2003年7月に青空文庫ファイルを作成。
第21帖「乙女」は、
kompass氏が校正を担当し、
2003年7月に青空文庫ファイルを作成
(2004年2月に修正)。
第22帖「玉鬘」は、
kompass氏が校正を担当し、
2003年7月に青空文庫ファイルを作成。
と、各巻末に明記されていました。
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