2013年4月29日月曜日

【読了】A・デュマ著 『三銃士』(藤本ひとみ 編訳)

フランスの作家
アレクサンドル・デュマ(1802.7-1870.12)の
代表作『三銃士』を、

藤本ひとみ氏の編訳(講談社青い鳥文庫)で読みました。


アレクサンドル・デュマ著/藤本ひとみ編訳
『三銃士』(講談社青い鳥文庫、平成21年11月)
※編訳『〈痛快 世界の冒険文学〉三銃士』
     (講談社、平成11年6月)をもとに一部改稿。

『三銃士』はフランス語の作品なのであまり興味がなかったのですが、

やさしい英語版でも読めることを知り、
英語で読む前に、日本語でざっとあらすじがわかるものはないか調べてみました。

その中で、
藤本ひとみ氏の編訳(講談社青い鳥文庫)は、
押さえるべきあら筋はひと通り押さえた上で、
とてもわかりやすく書き下ろされていて、楽しむことができました。

藤本氏には、大人向けに再編しなおした
『新・三銃士(少年編)―ダルタニャンとミラディ』(講談社文庫、平成20年5月)
『新・三銃士(青年編)―ダルタニャンとミラディ』(講談社文庫、平成20年5月)
もありますが、こちらは未見です。


あら筋を辿ってみると、これは明らかに、
わくわくドキドキ心躍らせて、楽しむべき小説でした。

吉川英治の『宮本武蔵』を少し軽めにしたような感じなので、
あまり古めかしい翻訳だと、読む気が失せてしまいます。

『三銃士』のみの全訳はいくつか出ていますが、
「ダルタニャン物語」全11巻の翻訳を完成された
鈴木力衛(すずきりきえ)氏によるものが、まずは定番というべきでしょう。




鈴木力衛訳
『ダルタニャン物語1友を選ばば三銃士』
『ダルタニャン物語2妖婦ミレディーの秘密』
 ※初出、講談社、昭和43年。
  講談社文庫、昭和50年1月。
  ブッキング、平成13年3月。
  復刊ドットコム、新装版、平成23年5月。

最新版は1冊2,625円とお高いので、
古本で講談社文庫版を見つけて取り寄せたところ、
文字が小さくて目が疲れてしまうレベルでしたので、

一つ前の平成13年時の再販のものを手に入れました。
2段組みですが、活字は私にもぎりぎり大丈夫なレベルでした。

表装もいい感じでしたので、
次はこちらで全訳を読んでいこうと思っています。

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