2013年5月12日日曜日

【読了】塩野七生 『ローマ人の物語16 パクス・ロマーナ(下)』


塩野七生 著
『ローマ人の物語16 パクス・ロマーナ[下]』
(新潮文庫、平成16年11月。初出は新潮社、平成9年7月)


文庫3冊に及ぶ
ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥス
(Augustusu BC63-AD14 在位BC27-AD14)
の評伝を読み終えました。

カエサル(Caesar BC100-44)には文庫6冊を費やしていたので
分量はその半分ですが、

戦いに明け暮れたカエサルの跡を受け、
カエサルの建てた計画をうまく受け継いで、
平和なローマを建設していくという、

重大だけれど地道な努力のつみかさねが、
歴史書として扱いにくいことは明白なので、

かなり上手くまとめられていたと思います。

カエサル伝のときよりはペースが落ちましたが、
飽きることなく、楽しんで読み進めることができました。

さて次は、歴代皇帝について語り継ぐ巻へと進むようです。

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