やさしい英語の本、通算75冊目、
Oxford Bookworms の Stage2(700語レベル)の8冊目は、
イギリスの作家
ルイス・キャロル(1832.1-1898.1)の
小説『不思議の国のアリス』を読みました。
33歳の時(1865.7)に出版された作品です。
Lewis Carroll
Alice's Adventures in Wonderland
Retold by Jennifer Bassett
(Oxford Bookworms Stage2)
This simplified edition (c)Oxford University Press 2008
First published in Oxford Bookworms 1994
6,315語
昨年1月に、
ペンギン・リーダーズのレベル2(600語レベル)で読んで以来、
1年半ぶりの『不思議の国のアリス』です。
こちらの方が
1300語ほど少ない総語数なのですが、
600語レベルから700語レベルへと
微妙に語彙が増えているからか、多少読みにくさを感じました。
それでも
すでに日本語訳でも読み終えて、
あらすじも大体わかって来たからか、
特に苦労することなく読み進めることができました。
ファンタジー系はあまり馴染みがないのですが、
いったん大まかな流れが頭に入ってくると、
子供向けのへんてこりんなお話として、
独特のおもしろさのあることがわかってきました。
読み込むほどにおもしろさが増してくる作品なのかもしれません。
翻訳は
工夫を凝らしたものがたくさん出ていますが、
芹生一(せりうはじめ)氏のがおすすめです。
芹生一(せりうはじめ)訳
『ふしぎの国のアリス』
(偕成社文庫、昭和54年12月)
癖のある翻訳が多い中、
子供にもわかりやすい日本語でていねいに訳しながら、
知的な独特のおもしろさも伝わってくる翻訳です。
はじめて読まれる方には特におすすめです。
あら筋がもっと頭に入って来たら、
大人向けの新しい翻訳としてもう一冊、
河合祥一郎(かわいしょういちろう)氏のに挑戦しようと思っていますが、
今はまだ全体的にまどろっこしい感じがして、
それほど楽しめないでいます。
河合祥一郎 訳
『不思議の国のアリス』
(角川文庫、平成22年2月)
※通算75冊目。計586,454語。
気長に読み進めておりますが、そろそろ60万語をこえそうです。
まだ1冊1万語に満たないものが多いので、
1月数冊のペースだとなかなか総語数が増えませんが、
やるぞと思っても継続しない語学の勉強方法が多い中、
やめる気配もなく続いていることは嬉しい限りです。
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