2014年6月29日日曜日

【読了】Thomas Hardy, Tales from Longpuddle (OBW Stage2)

やさしい英語の本、通算76冊目、
Oxford Bookworms の Stage2(700語レベル)の9冊目は、

イギリスの小説家
トーマス・ハーディ(1840.6-1928.1)の
短編集『ロングパドルからの物語 Tales from Longpuddleを読みました。

これは、54歳の時(1894)に出版された短編集
『人生の小さな皮肉 Life's Little Ironies
に収められている小品集
「古い人々 A few Crusted Characters(1891.3発表)
の中から、

「序詞 Introduction
「第一話 大うそつきのトウニ・カイツ Tony Kytes, the Arch-Deceiver
「第四話 教区司祭と書記の度忘れ Andrey Satchel and the Parson and Clerk
「第六話 教会聖歌隊の大しくじり Absent-Mindedness in a Parish Choir
「第九話 ネティ・サージェントの謄本保有権 Netty Sargent's Copyhold

の4話を選んでまとめ直したものです(後掲、小林清一訳『短篇集「人生の小さな皮肉」』参照)。

それぞれの作品は今回、

Tony Kytes Finds a Wife
Andrew, Jane, the Parson, and the Fox
The Charch Band
Netty Sargent and the House

と改題されて収録してあります。


Thomas Hardy
Tales from Longpuddle

Retold by Jennifer Bassett
(Oxford Bookworms Stage2)
This simplified edition (c)Oxford University Press 2008
First published in Oxford Bookworms 2003
6,490語


トーマス・ハーディは、

2011年9月に
マクミラン・リーダーズのレベル2(600語レベル)で
長編小説『らっぱ隊長』(9,412語)を、

2013年10月に
オックスフォード・ブックワームズのステージ1(400語レベル)で
短編小説『呪われた腕』(5,735語)を読んでいるので、

3冊目のハーディということになります。


『らっぱ隊長』は今一つだったのですが、
『呪われた腕』では、意外に読ませる内容に感心していました。

今回は、
古き良き時代のイギリスの片田舎を舞台に、
軽めのユーモアを散りばめた短編集で、

これまで読んできた中では一番楽しめました。


古き良き時代の日本を舞台にした小説を書いて、

長編も短編も上手だった人として、
山本周五郎の名が思い出されましたが、

向いている方向は少し違うようでもありました。


翻訳は、
小林清一(こばやしせいいち)氏による全訳を、
古本で手に入れました。

大学の先生で、
すべてをきっちり訳してある感じの
ていねいな訳文なのですが、

翻訳調の固めの文章で、
最後まで読むのはつらそうでした。

ただし書誌的な部分の解説は、
よく整理されていて勉強になりました。

人生の小さな皮肉―短篇集

トマス・ハーディ著
小林清一(こばやしせいいち)訳
『短篇集「人生の小さな皮肉」』
(創元社、昭和59年10月)


新しい訳も出ています。
多少お高めなのでまだ購入していないのですが、
近々手に入れてみたいと思っています。


深澤俊・内田能嗣 監訳
『トマス・ハーディ短編全集〈第3巻〉人生の小さな皮肉』
(大阪教育図書、平成14年3月)

まだハーディのファンだといえるほど読んでいないのですが、
何となく気になる存在になって来ました。


※通算76冊目。計592,944語。

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