2015年3月25日水曜日

【読了】R.L.Stevenson, The Bottle Imp (LS Level1)

やさしい英語の本、通算100冊目!は、

IBCパブリッシング・ラダーシリーズの
レベル1(1,000語レベル)の3冊目として、


スコットランド生まれの小説家
ロバート・ルイス・スティーヴンソン(1850.11-1894.12)の
短編小説『びんの小鬼』を読みました。

筆者40歳の時、
 「ニューヨーク・ヘラルド紙」(ニューヨーク)1891年2-3月
 「ブラック・アンド・ホワイト紙」(ロンドン)1891年3-4月
に発表された後、

亡くなる1年前(1893)に出版された最後の短編集
『 Island Nights' Entertainments 』に収録された作品です。


Robert Louis Stevenson
The Bottle Imp

〔Ladder Series Level1〕
IBC Publishing 2005年8月
5,450語

まったく知らなかったのですが、
スティーヴンソンならばと思い、
読んでみました。

前半は何となくシリアスな印象で、
『ジキル博士とハイド氏』のような作品かと思ったら、

後半にかけて、
愛する人を守るための自己犠牲のお話になって、

最後はあっさりとハッピーエンドで終わる、
小気味よい読後感のあるお話でした。


個人的には
『ジキル博士とハイド氏』より好きです。


翻訳を探してみると、
よしだみどり氏の翻訳が出ていました。


よしだみどり訳/磯良一画
『びんの悪魔』
(福音館書店、2010年4月)

購入し、
やさしい英語版と併行して読み進めました。

ふつうに読みやすい訳文に仕上がっており、
すらすら読み進めることができました。

晩年(ただし44歳!)の
スティーヴンソンの作風を知る上でも興味深く、
最後の短編集に収められたほかの作品も読んでみたくなりました。

ただし本作以外は翻訳が出ていないようなので、
もう少し英語力を上げて、いずれ原文で読めるように、
日々の多読を続けていきたいと思います。


なお、よしだみどり氏には、
スティーヴンソンの伝記があるようなので、
近々手に入れたいと思っています。


よしだみどり著
『物語る人(トゥシターラ)―『宝島』の作者R・L・スティーヴンスンの生涯』
(毎日新聞社、1999年12月)


※通算100冊目。計780,727語。

※Wikipediaの「ロバート・ルイス・スティーヴンソン」を参照。

0 件のコメント:

コメントを投稿