やさしい英語の本、通算109冊目は、
オックスフォード・ブックワームズの
ステージ3(1,000語レベル)の11冊目として、
イギリスの作家
ティム・ヴィカリー(1949-)が執筆した
自然科学の入門書『宇宙 Space 』を読みました。
著者64歳の時(2013)に出版された作品です。
Tim Vicary
Space
〔Oxford Bookworms Stage3〕
(c) Oxford University Press 2013
First published 2013
9,311語
書名に「宇宙」とありますが、宇宙全体というよりは、
太陽系(太陽/水星・金星/地球・月/火星
/木星・土星/天王星・海王星/冥王星/彗星)
全般のわかりやすい概説になっていました。
2013年の著作ですので、
冥王星は準惑星として紹介されています。
小学校のころは、天体に興味があり、
天体望遠鏡を買ってもらって、
太陽の黒点や月の表面を観察した記憶がありますが、
その後さらにのめり込むことはなく、
中学入学を境にして、
天体からは遠ざかっていました。
久しぶりに読む私にも、
特にわかりにくいことはなく
楽しみながら読み終えることができました。
天体に少しでも興味があって
中学レベルの知識がある方なら、
多少辞書のお世話になればふつう読めると思います。
さすがに天体の専門用語は
辞書をひかないとわからないのですが、
どれも日本語ではよく知っているものばかりなので、
辞書をひいてもわからないものはほぼ皆無でした。
科学の概説だからか、
一つ一つの文章に曖昧なところがないのも好印象でした。
***
日本語で似たような入門書はないか調べてみると、
たくさんあり過ぎて収拾がつきませんでした。
まったく網羅していませんが、
素人目でみてわかりやすく、
画像中心で楽しめたのは、
宇宙科学研究倶楽部編
『137億年の宇宙の神秘』
(学研パブリッシング、2015年7月)
でした。観ているだけで楽しめますが、
内容は中学レベルをこえていました。
漢字にルビがふられていないので、
小中学生が読むには難しいかもしれません
大人が楽しむコンパクトな図鑑でしょうか。
いくつか手に取ってみると、
大人向けの入門書は、
まったくの初心者にとって難しいものが多かったです。
恐らく小中学生向けの図鑑を探せば
ほどよいものが見つかりそうですが、
図鑑もたくさん出ている上1冊1冊が高価なので、
今の時点でどれが良いのか判断できませんでした。
※通算109冊目。計871,665語。
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