もうすぐ、
やさしい英語で古代ローマ史についての概説を読む予定があるので、
東京大学名誉教授の本村凌二(もとむらりょうじ, 1947.5- )氏による入門書を読みました。
本村凌二著
『一冊でまるごとわかるローマ帝国』
(大和書房〔だいわ文庫〕2016年7月)
ローマ史については、
塩野七生氏の『ローマ人の物語』を文庫版で半分ほど読み進めていました。
塩野氏の著書は、
初心者でも違和感なく読めるものだったのですが、
やはり全体的なことを知ってからの方がよくわかると思い、
一般向けのやさしめの概説を探していました。
高校の世界史で習うのより多少詳しいレベルで
政治史中心にわかりやすくまとめてあったので、
1週間くらい(1日30分ほど)で難なく読み終わりました。
本村氏は通史を得意とされているようで、
調べてみると一般向けの書物がほかにも見つかりました。
祥伝社新書の2冊は、
ローマ史について次に読むのに一番良さそうです。
本村凌二著
『はじめて読む人のローマ史1200年』
(祥伝社新書、2014年6月)
本村凌二著
『ローマ帝国 人物列伝』
(祥伝社新書、2016年4月)
さらにローマ史から視野を広げて、
『古代地中海世界の歴史』という面白そうなタイトルの1冊も見つけました。
本村凌二・中村るい共著
『古代地中海世界の歴史』
(ちくま学芸文庫、2012年11月)
※初出は放送大学教育振興会、2004年3月。
もとは放送大学のテキストのようですが、
先にこちらを読んでおいた方が、ローマ史の理解が一層深まるように思いました。
ローマ史について、本村凌二氏の著作群に注目していきたいと思います。
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