やさしい英語の本、通算149冊目は、
ペンギン・リーダーズのレベル3(1200語レベルの)の13冊目として、
イギリスの小説家
ニコラス・エヴァンス(Nicholas Evans, 1950年7月26日- )の
小説『ホース・ウィスパラー』を読みました。
Nicholas Evans
The Horse Whisperer
Retold by Andy Hopkins and Jocelyn Potter
〔Penguin Readers Level 3〕
This edition first published 1999
19,775語
本当は、
ペンギン・アクティブ・リーディングのレベル3
(1200語レベル)の7冊目として読む予定だったのですが、
ペンギン・アクティブ・リーディングのシリーズは
一時的に購入できない状況が続いているので、
ペンギン・リーディングのシリーズにさかのぼって、
購入し読んでみることにしました。
小説『ホース・ウィスパラー』は、
著者45歳の時(1995年10月)に刊行された小説です。
刊行後間もなくアメリカで映画化され、
1998年5月に公開されました。日本でも同年10月に
「モンタナの風に吹かれて」という邦題で公開されていますが、
今まで知りませんでした。
内容を知らないまま、
「ホースウィスパラー(馬にささやく人)」
という題名に惹かれて手にしました。
調べてみると、
ホースウィスパラーとは、
心に深い傷を受けた馬と心を通わし、
その傷を癒やす能力をもった人々のことだそうで、
そんな心の傷を癒やす風の
穏やかな小説かしらと勝手に想像していましたが、
読んでみるともっと人間臭い、
生命力あふれる物語で、
どろどろした暗い部分もひっくるめて、
生きることの意味を問いかける、
力強さのある小説でした。
これがデビュー作だったこともあって、
筆者が書きたかったことを大盤振る舞いし、
色んなものを詰め込みすぎな印象もありましたが、
結果として、
大きな感動のもとに読み終えることができたので、
読んでよかったと思える1冊になりました。
***
翻訳は村松潔(むらまつきよし)氏の新潮文庫を手に入れました。
ニコラス・エヴァンス著/村松潔訳
『ホース・ウィスパラー(上・下)』
(新潮文庫、1998年9月)
※初出の単行本は、新潮社、1996年10月刊行。
ざっと見た限りでは、
よくこなれた読みやすい訳文に仕上がっていました。
少し時間を置いてから、読んでみようと思います。
※第149冊目。総計1,355,051語。
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