アメリカの作家
ローラ・インガルス・ワイルダー
(Laura Ingalls Wilder, 1867年2月~1957年2月)の
小説『大きな森の小さな家
Little House in the Big Woods 』を読みました。
著者35歳の時(1932)に出版された作品です。
計10冊からなる
「インガルス一家の物語」の第1冊目です。
ローラ・インガルス・ワイルダー著
ガース・ウィリアムズ絵
恩地三保子(おんちみおこ)訳
『大きな森の小さな家』
(福音館書店、1972年7月◇254頁)
⇒福音館文庫(2002年6月◇256頁)にて再刊。
この作品は、
幼い頃にテレビで見かけた記憶があったので、
この機会に調べてみました。
もとはアメリカのテレビ局NBCで制作された番組で、
「Little house on the Prairie 」という題で、
1974年から1982年まで全9シーズンにわたって放映されました。
日本でもほぼ同時期(1975~82年)に、
NHK総合テレビジョンで
「大草原の小さな家」という題で放映されているので、
それを時折、家のテレビで眺めていたのだと思います。
※Wikipediaの「大草原の小さな家」の項目を参照。
自分がちょうど3歳から10歳の時
(1975-82年)に放映されているので、
映像のみ何となく頭に残っているのもうなずけます。
***
とはいっても、
どんなお話だったのかは全く記憶になく、
40代になったころに面白そうだと興味がわいて、
翻訳をいくつか購入してみたのですが、
実際に読んでみると、
それほど起伏に富んだお話ではなく、
途中で退屈して止めてしまうこと数回。
はじめは翻訳のせいかとも思い、
いくつか手に取った上で、最終的に
恩地三保子(おんちみおこ)訳に落ちついたものの、
こちらも時折、
立ち止まりながら少しずつ読み進めたので、
1冊読み終わるまでずいぶん時間がかかりました。
手に汗握る冒険の物語が展開されている訳ではないのですが、
あくまで女性の目から見た
古き良きアメリカの素朴な生活誌なのだとわかれば、
合点がいくように思われました。
一人の女の子の目からみた一家の歴史なので、
男の視点とは違っていて当然であり、
1冊読み進めるうちに、
その違いを楽しむことができたらいいな
と思えるようになって来ました。
だんだん魅力がわかるようになってきたので、
第2冊『大草原の小さな家』に進みたいと思います。
***
なお『大きな森の小さな家』の英文は、
ぱっと見かなりわかりやすいので、
原文のままで読む英書の、
最初の1冊にしようかなと思案中です。
多読が200万語をこえたあたりで、
児童書のなかから自分に読めそうなものを選んで、
1冊ずつ読み進める計画を立てています。
日本語の小説を読むように、
英語で読み進められたら素敵だなと。
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