2012年5月21日月曜日

【読了】Conan Doyle, Silver Blaze and Other Stories (MMR Elementary)

Macmillan Readers の Elementary level4冊目は、
イギリスの小説家アーサー・コナン・ドイル(1859-1930)が著した、
名探偵シャーロック・ホームズの短編集を読みました。


Sir Arthur Conan Doyle
Silver Blaze and Other Stories

Retold by Anne Collins
(MAacmillan Readers Elementary)
1987年刊(11,800語)


収録されているのは、
 The Blue Carbuncle(青いガーネット)
 Silver Blaze(白銀号事件)
 The Six Napoleons(六つのナポレオン)
の3作品です。

シャーロック・ホームズは、
ずいぶん昔にまとめて読んだ記憶があるのですが、
もうほとんど忘れていたので、

懐かしい新潮文庫を買い直して調べてみると、

それぞれ第1~第3短編集から
1作ずつ選んで収録していることがわかりました。

 第一短編集『シャーロック・ホームズの冒険』
「青いガーネット」(1892年1月)
 第二短編集『シャーロック・ホームズの思い出』
「白銀号事件」(1892年12月)
 第三短編集『シャーロック・ホームズの帰還』
「六つのナポレオン」(1904年5月)

実際に読んでみると、
「青いガーネット」と「白銀号事件」は
すんなり読み通すことができました。

「六つのナポレオン」は、
ナポレオン像がいろいろな人の手に渡る関係で、
人名がいろいろ出て来るため、
話の筋を追うのに少し苦労しました。

英語の人名は、たくさん出てくると、
まだまだ日本語ほどには見分けがつかなくなるようです。


原文よりはるかに
やさしく書き直しているわけですが、
シャーロック・ホームズを英語で読める、
というのはなんだかうれしいものです。


この機会に買い直した邦訳は、

コナン・ドイル著/延原謙 訳
『シャーロック・ホームズの冒険』
(新潮文庫、昭和28年3月・平成23年4月、改版)
『シャーロック・ホームズの思い出』
(新潮文庫、昭和28年3月。平成22年7月、改版)
『シャーロック・ホームズの帰還』
(新潮文庫、昭和28年4月。平成22年1月、改版)

です。昔は活字が小さく、
読みにくかった記憶があるのですが、
活字も大きく読みやすくなりました。

訳もこなれており、
ほどほどの格調高さのある文章なので、
またまとめて読んでみたくなりました。

なお、ページ数の都合上、
それぞれ数篇ずつ割愛されていますが、
割愛された分は、まとめて
『シャーロック・ホームズの叡智』(新潮文庫)
として収録されています。


※計20冊 計172,447語。


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