2014年1月27日月曜日

【読了】ノウルズ作(金原瑞人編訳)『アーサー王物語』(偕成社文庫)

ブリテンの伝説的な君主
「アーサー王」について興味が出て来ましたので、
とりあえず、手ごろな分量の1冊を読んでみました。


ジェイムズ・ノウルズ作
金原瑞人編訳
『アーサー王物語』
(偕成社文庫、平成12年7月)


手に汗にぎるおもしろさか、と言うと、

日本の『平家物語』を読むように、
知らない名前がどんどん出て来るため、

これは誰だっけ?と思って行きつ戻りつしながら、
何となくわかった気になって読み終えました。

金原訳の評価は、
もう少し他の訳を読んでからでないと何とも言えませんが、

それなりに楽しみつつ
1冊で「アーサー王物語」の概要を知ることができました。


手元にはもう一冊、


トマス・ブルフィンチ編/大久保博訳
『新訳 アーサー王物語』(角川文庫、平成5年1月)

 ※ブルフィンチ編/大久保博訳
  『完訳 中世騎士物語 ―騎士道の時代』(角川文庫、昭和49年)
  から、アーサー王伝説のところを抄出したもの。

を置いてあります。

これは読み物というよりも
「アーサー王物語」のわかりやすい解説書といった感じなので、
ふつうに読み通してもそれほど面白くはないのですが、

説明はわかりやすので、
ゆっくりじっくり読み通せば、
「アーサー王物語」の概要が頭に入りそうです。


まだ未購入ですが、
少年向けの編訳としては、

R.L.グリーン編
厨川文夫訳
『アーサー王物語』(岩波少年文庫、昭和32年12月)

シドニー・ラニア編
石井正之助訳
『アーサー王と円卓の騎士』
(福音館書店 福音館古典童話シリーズ、昭和47年2月)

があるので近々手に入れる予定です。

あと一冊、
とにかく手っ取り早く、
楽しみながら概要を知りたい場合は、


小林弘幸著
『おもしろすぎるアーサー王伝説』
(文芸社、平成24年2月)

も概説としてよく練られ、
わかりやすく書かれていると思いました。

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