Penguin Readers の Level2の16冊目は、
15世紀後半に、イングランド人
トマス・マロリー(Thomas Malory 1399-1471.3)
が集成した『アーサー王の死』にもとづく
騎士道物語『アーサー王と円卓の騎士』を読みました。
King Arthur and the Knights of the Round Table
Retold by Deborah Tempest
(Penguin Readers Level2)
First published by Penguin Books 2000
This edition published 2008
10,369語
「アーサー王物語」について
これまで読んだことがなかったので、
少し調べてみました。
ブリテンの伝説的な君主
「アーサー王」についての物語は、
中世ヨーロッパで流行した騎士道物語の一つであり、
15世紀後半に、イングランド人
トマス・マロリー(Thomas Malory 1399-1471.3)
の編著『アーサー王の死』によって集大成されたそうです。
同書には、
イングランド人
ウィリアム・キャクストン
(William Caxton -1492.3)
が出版した印刷本〔キャクストン版〕のほか、
1934年にウィンチェスター・カレッジで発見された
15世紀の写本〔ウィンチェスター写本〕が残されており、
キャクストン版の全訳が、
トマス・マロリー(Thomas Malory)編
井村君江 訳
『アーサー王物語〈1-5〉』
(筑摩書房、平成16年11月-19年3月)
ウィンチェスター写本の全訳が、
トマス・マロリー(Thomas Malory)編
中島邦夫・小川睦子・遠藤幸子 訳
『完訳 アーサー王物語〈上・下〉』
(青山社、平成7年)
としてそれぞれ出版されています。
これらはかなり大部なもので初心者には難しそうです。
とりあえず、
初心者向けの1冊をと思い手に取ったのは、
ジェイムズ・ノウルズ作
金原瑞人(かねはらみずと)訳
『アーサー王物語』(偕成社文庫、平成12年7月)
でした。
もうすぐこちらも読み終わるのでまた報告しますが、
大まかにどのような物語か知りたい時にはオススメです。
ただし英語版のほうが、
手早くポイントを押さえてまとめてあり、
どのような物語なのかはわかった気になりました。
「アーサー王物語」については、
入門書の類もたくさん出ているので、
ほかにも色々読んでみようと思います。
※通算62冊目。計489,951語!!
ようやく50万語に到達しました。
仕事をしながら、翻訳も同時に読み比べながら、
月に1、2冊ずつのペースなので、
2年4ヶ月ほどかかりました。
これから少しペースを上げるとして、
だいたい4年で100万語をこえられるように、
継続は力なりでがんばります。
※Wikipediaの「アーサー王物語」「アーサー王」「トマス・マロリー」「ウィリアム・キャクストン」を参照。
0 件のコメント:
コメントを投稿