2014年3月18日火曜日

【読了】Charles Dickens, David Copperfield (PR Level3)

そろそろ一つ上のレベルに挑戦していきます。
高校入試レベルくらいの英語を50万語読んできた結果、

高1レベルくらいまでの英文は、
日本語とあまり変わらない感じで読み進めるようになって来ました。

当面の目標は100万語ですが、
最終的に300万語くらいかけてじっくりレベルアップしていく予定なので、

また次のレベルを納得いくまで時間をかけて読み進めていきます。


  ***

やさしい英語の本、通算66冊目、
Penguin Readers の Level3 の1冊目は、

イギリスの小説家
チャールズ・ディケンズ(1812.2-1870.6)の
小説『デイヴィッド・コパフィールド』を読みました。

ディケンズ37-38歳(1849.5-1850.11)の時に
月刊誌で発表された長編小説です。


Charles Dickens
David Copperfield

Retold by Nigel Grimshaw
(Penguin Readers Level3)

First published by Penguin Books 1999
This edition published 2008
12,213語


ディケンズの長編小説
『デイヴィッド・コパフィールド』は、
いずれ読もうと思って翻訳を第一巻のみ購入してあったのですが、

やさしい英語版でも出ていることを知り、
先にこちらを読んでみることにしました。

本書は、
「モームが世界の十大小説の一つに選び、
 ディケンズ(1812-1870)自身も
 『自分の全著作の中で、一番気に入っている』
 と語っている自伝的作品」
だそうです(岩波文庫版、扉の紹介文より引用)。


全訳はまだ読んでいませんが、
やさしい英語で読んだだけでも、
デイヴィッド・コパフィールドの人生をたどりながら、
彼と関わりのある他のたくさんの登場人物の人生もからみあって、

実に読み応えのある力作だと感じました。


特別な英雄、悪役があるわけでなく、
日常的に起こりそうな枠内で降り掛かってくる様々な災難を、
淡々と受け入れつつも、やがては自力で(時に他力で)乗り越えてゆく、

全編をぜひ読んでみたくなる小説でした。


翻訳は、
石塚裕子(いしづかひろこ)訳を揃えてありますが、
読むのはこれからです。



石塚裕子(いしづかひろこ)訳
『デイヴィッド・コパフィールド〈1-5〉』
(岩波文庫、平成14年7・9・11月、同15年1・3月)

ざっと見た感じでは、
よくこなれた日本語に訳されており、
十分に満足できる翻訳でした。

もう一つ、
手に入りやすいものとしては、

中野好夫 訳
『デイヴィッド・コパフィールド〈1-4〉』
(新潮文庫、昭和42年3・4月)

もあります。最近改版されて
活字が大きくなったようなので、
機会があれば見てみようと思っています。

一番最新のものは、

田辺洋子 訳
『新訳デイヴィッド・コパフィールド(上・下巻)』
(あぽろん社、平成18年7・8月)

がありますが、未見です。

『二都物語』の田辺訳は手に入れましたが、
随分むつかしい言い回しに訳されてあって、
物語を楽しむことはできませんでした。

高価なので、田辺訳でほかを買うのは躊躇しています。


※通算66冊目。計526,414語。

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