Oxford Bookworms の Stage2(700語レベル)の7冊目は、
イングランド王国の劇作家
ウィリアム・シェイクスピア(1564.4-1616.4)の
戯曲『から騒ぎ』を読みました。
シェイクスピア36歳の時(1600年)に出版された作品です。
William Shakespeare
Much Ado About Nothing
Retold by Alistair McCallum
(Oxford Bookworms Stage2)
This simplified edition (c)Oxford University Press 2008
First published in Oxford Bookworms 2000
5,687語
『から騒ぎ』は
これまでまったく読んだことがなかったのですが、
最近読んだ
『ロミオとジュリエット』『ハムレット』と同じ、
オックスフォード・ブックワームズのステージ2から出ていたので、
手にとってみました。
初めて読む作品でしたが、
他の2作品と同じように、
すっきりと全体を見通すことができて、
軽妙な恋愛喜劇として楽しむことができました。
楽に愉しめることでは、
これが一番なようにも思いました。
翻訳は、
河合俊一郎(かわいしゅんいちろう)氏のがまだ出ていないので、
小田島雄志(おだしまゆうし)氏と
松岡和子(まつおかかずこ)氏の翻訳を手に入れてあります。
小田島雄志訳
『シェイクスピア全集 から騒ぎ』
(白水Uブックス、昭和58年10月)
松岡和子訳
『シェイクスピア全集17 から騒ぎ』
(ちくま文庫、平成20年10月)
全訳となると、
やはり多少軽妙さが犠牲になるようで、
どちらを読もうか思案しているところです。
河合祥一郎氏の新訳・演出による
『から騒ぎ』公演が最近(4/27-29)行われたようなので、
予定があるのかは知りませんが、そのうちきっと、
角川文庫の続刊として出版されるはずだと期待しております。
※通算74冊目。計580,139語。