2015年1月21日水曜日

【読了】Anthony Hope , The Prisoner of Zenda (OBW Stage3)

やさしい英語の本、通算95冊目!

オックスフォード・ブックワームズの
ステージ3(1,000語レベル)の6冊目として、

イギリスの小説家
アンソニー・ホープ(1863.2-1933.7)の
冒険小説『ゼンダ城の虜(とりこ)』を読みました。

著者31歳の時(1894)に出版された作品です。


Anthony Hope
The Prisoner of Zenda

Retold by Diane Mowat
〔Oxford Bookworms Stage3〕
This simplified edition (c) Oxford University Press 2008
First published in Oxford Bookworms 1993
10,710語


3年前(2011.12)に、
マクミラン・リーダーズのレベル2(600語レベル)で読んでいるので、
2度目の『ゼンダ城の虜』です。

前回は初めて読んだこともあってか、
さほど面白さを感じなかったのですが、

今回はあら筋をわかっていたからか、
19世紀末に書かれたイギリス版『三銃士』のような冒険小説として、
ふつうに楽しむことができました。


前回も総語数は9,567語で、
今回とそれほど変わらないのですが、

語彙が1,000語に増えた分、
より詳しく本来の物語の筋を反映できていたのだと思います。

『三銃士』のほうが有名だと思いますが、

『ゼンダ城の虜』のほうが、
無駄のない構成で読者を楽しませてくれるので、
もっと読まれても良い作品だと思いました。



井上勇(いのうえいさむ)氏の翻訳が出ており、
ただ今読み進めているところです。

今でも十分読める訳文なのですが、
45年以上前の翻訳なので多少弱いところがあるのは否定できません。


井上勇訳
『ゼンダ城の虜(とりこ)』
(創元社推理文庫、1970年2月)
 ※初出は『世界大ロマン全集 第43巻 ゼンダ城の虜』東京創元社、1958年6月。ただし全訳ではない。文庫に入れる時に「全訳」するとともに続編「ヘンツオ伯爵」(1898年出版)を抄訳のうえ収録してある。

最新の訳で出版されたら、
『三銃士』以上に楽しめる作品だと思うので、
どこかから新訳が出ないかなと期待しております。


※通算95冊目。計741,827語。

※Wikipediaの「ゼンダ城の虜」を参照。

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