2015年1月28日水曜日

【読了】エリック・シーガル著(板倉章訳)『ラブ・ストーリー ある愛の詩』

アメリカ合衆国の作家
エリック・シーガル(1937.6-2010.1)の
小説『ラブ・ストーリー ある愛の詩』を読みました。

著者32歳の時(1970.2)に出版された作品です。


エリック・シーガル著
板倉章(いたくらあきら)訳
『ラブ・ストーリー ある愛の詩』
(角川文庫、1972年5月。改版、2007年6月)


オックスフォード・ブックワームズのレベル3の中から、
『Love Story』を手にしたのが本書を知るきっかけになりました。

調べてみると、
小説の執筆に併行して映画の制作も進められ、

1970年2月に小説が出版されると、
同じ年の12月には映画も公開され、

ともに世界的な大ヒットを記録したそうです。

そう言われれば、
物悲しいメロディの映画音楽だけは、
いつの間にか耳にしていて知っていましたが、

私の生まれる数年前のことなので、
この映画も小説も知らないまま生きてきました。


翻訳を探してみると、
古本ですぐ手に入ったので読んでみたところ、

今から40年前の訳文とは思えないほどわかりやすく、
数日であっという間に読み終えることができました。

ありがちなベタな内容の恋愛小説ですが、

70年代のアメリカの若者の恋愛、結婚を
みずみずしい感性で切り出しているので、

今読んでも古さは感じない、
20代の向こう見ずな、突っ走っていく感じの
初々しさとホロ苦さの残る、秀作だと思いました。


映画も観てみましょうか。


※Wikipediaの「エリック・シーガル」を参照。

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