2015年9月14日月曜日

『古今和歌集』の刊本

個人的な楽しみとして、
『古今和歌集』を読んでいきます。

どの刊本でも同じだろうと
安易に考えていたのですが、

手元にあるのを見比べてみると、
漢字の送り方などの面で、
ずいぶん違っていることに気がつきました。

それではと、
それぞれの底本について調べ始めたら、
収拾がつかなくなって来ました。

もしうまくまとまったら、
写本の概要については別にアップすることにして、
今は手元にある刊本について整理しておきます。

自分用に適当に集めただけなので、
全然網羅していません。

古今和歌集 (1948年) (日本古典全書)

◎西下経一(にししたきょういち)校注
 『日本古典全書 古今和歌集』
 (朝日新聞社、1948年9月)


◎佐伯梅友(さえきうめとも)校注
 『日本古典文学大系 古今和歌集』
 (岩波書店、1958年3月)



◯佐伯梅友(さえきうめとも)校注
 『古今和歌集』
 (岩波文庫、1981年1月。ワイド版 岩波文庫、1991年6月)


◯窪田章一郎(くぼたしょういちろう)校注
 『古今和歌集』
 (角川ソフィア文庫、1973年1月)


◯奥村恆哉(おくむらつねや)校注
 『新潮日本古典集成 古今和歌集』
 (新潮社、1978年7月)


◯小町谷照彦(こまちやてるひこ)訳注
 『古今和歌集』
 (ちくま学芸文庫、2010年3月。初出は旺文社文庫、1982年6月)


◯久曾神昇(きゅうそじんひたく)全訳注
 『古今和歌集(一/二/三/四)』
 (講談社学術文庫、1979年9月/82年11月/82年12月/83年1月)


◯高田裕彦(たかだひろひこ)訳注
 『新版 古今和歌集 現代語訳付き』
 (角川ソフィア文庫、2009年6月)


このうち、
刊行後50年を過ぎているのは、
西下経一(にししたきょういち)校注の
『日本古典全書 古今和歌集』なので、

この後の和歌の引用は、
日本古典全書から行うことにします。

引用の際、
理解しやすいように、
句間を一字分あけ、
句切れで改行していきます。

句切れの判断は、
佐伯梅友(さえきうめとも)校注の
『古今和歌集』(岩波文庫)を参考にします。

それぞれの刊本の
底本にまで遡ってまとめるときりがないので、
このくらいで止めておきます。

なお個人的に、
歌の雰囲気をつかみやすかったのは、
奥村恆哉(おくむらつねや)校注の
『新潮日本古典集成 古今和歌集』
でした。

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