『古今和歌集』を読んでいきます。
どの刊本でも同じだろうと
安易に考えていたのですが、
手元にあるのを見比べてみると、
漢字の送り方などの面で、
ずいぶん違っていることに気がつきました。
それではと、
それぞれの底本について調べ始めたら、
収拾がつかなくなって来ました。
もしうまくまとまったら、
写本の概要については別にアップすることにして、
今は手元にある刊本について整理しておきます。
自分用に適当に集めただけなので、
全然網羅していません。
古今和歌集 (1948年) (日本古典全書)
◎西下経一(にししたきょういち)校注
『日本古典全書 古今和歌集』
(朝日新聞社、1948年9月)
◎佐伯梅友(さえきうめとも)校注
『日本古典文学大系 古今和歌集』
(岩波書店、1958年3月)
◯佐伯梅友(さえきうめとも)校注
『古今和歌集』
(岩波文庫、1981年1月。ワイド版 岩波文庫、1991年6月)
◯窪田章一郎(くぼたしょういちろう)校注
『古今和歌集』
(角川ソフィア文庫、1973年1月)
◯奥村恆哉(おくむらつねや)校注
『新潮日本古典集成 古今和歌集』
(新潮社、1978年7月)
◯小町谷照彦(こまちやてるひこ)訳注
『古今和歌集』
(ちくま学芸文庫、2010年3月。初出は旺文社文庫、1982年6月)
◯久曾神昇(きゅうそじんひたく)全訳注
『古今和歌集(一/二/三/四)』
(講談社学術文庫、1979年9月/82年11月/82年12月/83年1月)
◯高田裕彦(たかだひろひこ)訳注
『新版 古今和歌集 現代語訳付き』
(角川ソフィア文庫、2009年6月)
このうち、
刊行後50年を過ぎているのは、
西下経一(にししたきょういち)校注の
『日本古典全書 古今和歌集』なので、
この後の和歌の引用は、
日本古典全書から行うことにします。
引用の際、
理解しやすいように、
句間を一字分あけ、
句切れで改行していきます。
句切れの判断は、
佐伯梅友(さえきうめとも)校注の
『古今和歌集』(岩波文庫)を参考にします。
それぞれの刊本の
底本にまで遡ってまとめるときりがないので、
このくらいで止めておきます。
なお個人的に、
歌の雰囲気をつかみやすかったのは、
奥村恆哉(おくむらつねや)校注の
『新潮日本古典集成 古今和歌集』
でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿