やさしい英語の本、通算114冊目は、
オックスフォード・ブックワームズの
ステージ3(1,000語レベル)の16冊目として、
アメリカ合衆国の作家
ジャック・ロンドン(1876.1-1916.11)の
小説『野性の呼び声』を読みました。
著者27歳の時(1903.7)に出版された作品です。
Jack London
The Call of the Wild
Retold by Nick Bullard
〔Oxford Bookworms Stage3〕
This simplified edition (c) Oxford University Press 2008
First published in Oxford Bookworms 1995
10,965語
やさしい英語で3冊目のロンドンです。
2012年12月に
ペンギン・アクティブ・リーディングの
レベル2(600語レベル)で
『野生の呼び声』を、
2013年2月に
ペンギン・リーディングの
レベル2(600語レベル)で
『白牙』を読んでいるので、
2度目の『野性の呼び声』ということになります。
前回は初めてということもあって、
あらすじを追うのに気を取られて、
おもしろいのかどうか確信が持てなかったのですが、
今回は動物小説の傑作として、
巧みな構成に感心しながら読み進めることができました。
『シートン動物記』と似たスタンスなのですが、
フィクションである分、
文学作品としてずっと読ませる力があって、
作品の端々から感じられる
荒々しいまでの若々しさが心地良く感じられました。
翻訳は辻井栄滋氏のを気に入り、
最近読み始めたところです。
辻井栄滋(つじいえいじ)訳
『野性の呼び声』
(現代教養文庫、2001年12月)
※辻井栄滋訳『決定版 ジャック・ロンドン選集(1)』本の友社、2008年6月に再録。
もう一人、
深町眞理子氏の翻訳も手に入れましたが、
文章の勢いの点で、辻井訳には一歩譲る印象でした。
深町眞理子(ふかまちまりこ)訳
『野性の呼び声』
(光文社古典新訳文庫、2007年9月)
まだ手に入れていませんが、
スティーブンソンの翻訳で感心した
海保眞夫氏の翻訳も出ていたことに気がつき、
発注をかけたところです。
海保眞夫(かいほまさお)訳
『荒野の呼び声』
(岩波文庫、1997年12月)
読み終え次第また報告します。
※通算114冊目。計924,716語。
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