ジェフレイ・チョーサー著『カンタベリー物語』翻訳目録(抄)
◎金子健二(かねこけんじ)訳
『カンタベリ物語』
(東亜堂書房、1917年12月◇816頁)
⇒◎『カンタベリ物語(上・下)』
(国際文献刊行会〔世界奇書異聞類聚1・2〕1926年2・4月
◇500・260頁)
◯亘理俊雄(わたりとしお)訳註
『カンタベリー物語 ―序歌』
(尚文堂、1934年◇132頁)
◯金子健二編訳
『カンタベリ物語』
(ふもと社、1948年◇259頁)
※「序の歌」「粉屋のおぢさん物語」「会計吏物語」
「水夫物語」「温泉町バスのあばずれ女房物語」「托鉢僧物語」
「召喚吏物語」「地主物語」「商人物語」の9話を収録。
⇒◯『カンタベリー物語』
(角川文庫、1973年1月◇203頁)
※「序の歌」「粉屋の物語」「家扶の物語」
「船乗り物語」「バースの女房の物語」「托鉢僧の物語」
「送達吏の物語」「郷士の物語」「商人の物語」の9話を収録。
★構成をみる限り、1973年刊行の「角川文庫」版は、
1948年刊行の「ふもと社」版をもとに編集されたはずであるが、
題名だけをみても、様々な改訂が加えられている。
金子氏は1961年に亡くなっているので、
1973年刊行の「角川文庫」編集の経緯には不明な所がある
◯小林智賀平(こばやしちかひら)編訳
『カンタベリー物語』
(コギト社、1948年◇164頁)
◯吉田新吾訳(よしだしんご)編訳
『キャンタベリー物語』
(創元社、1948年◇304頁)
※「序歌」「騎士の物語」「粉屋の物語」「家扶の物語」
「修道尼院長の物語」「修道尼附僧侶の物語」
「免罪僧の物語」「バースの女房の物語」の8話を収録。
◎西脇順三郎(にしわきじゅんざぶろう)訳
『カンタベリ物語(上・中)』
(東西出版社〔もだん・らいぶらりい〕1949年◇397・257頁、未完)
⇒◎『カンタベリ物語』
(河出書房〔世界文学全集[第2期]7 〕1951年12月◇424頁)
⇒◯「カンタベリ物語」
(筑摩書房〔世界文学大系8〕1961年◇174頁〔5-178〕※計395頁)
⇒◎「カンタベリ物語」
(筑摩書房〔筑摩世界文学大系12〕1972年11月◇*頁〔-〕計496頁)
⇒◎『カンタベリ物語』
(筑摩書房〔近代世界文学1〕1974年10月◇*頁〔-〕計485頁 )
⇒◎『カンタベリ物語(上・下)』
(ちくま文庫、1987年4・5月◇433・435頁)
◯御輿員三(おごしかずそう)訳解
『二十六の群像 :キャンタベリー物語序歌訳解』
(南雲堂、1959年◇145頁)
◯神戸海星女子学院大学編
『総序の詩 :チョーサーのカンタベリー物語』
(中央出版社、1981年3月◇227頁)※対訳
◯神戸海星女子学院大学編
『騎士の物語 :チョーサーのカンタベリー物語』
(中央出版社、1983年3月◇390頁)※対訳
◯桝井迪夫(ますいみちお)訳
『カンタベリー物語(上)』
(岩波文庫、1973年11月◇345頁。未完)
⇒◎『完訳 カンタベリー物語(上・中・下)』
(岩波文庫、1995年1月◇350・472・326頁)
◯繁尾久(しげおひさし)編訳
『カンタベリ物語 選』
(荒地出版社、1985年3月◇275頁)
※9話を収録。
◯武居正太郎(たけすえまさたろう)編訳
『カンタベリ物語選訳集』
(泉屋書店、2000年6月)
※「総序」「粉屋の物語」「家扶の物語」「船長の物語」
「尼僧付き僧の物語」「免償説教師の物語」「バースの女房の物語」
「托鉢僧の物語」「貿易商人の物語」の9話を収録。
◎笹本長敬(ささもとひさゆき)訳
『カンタベリー物語』
(英宝社、2002年6月◇677頁)
※インターネット上に公開されている玉井美枝子(たまいみえこ)著「本邦初訳の『カンタベリ物語』」(『英学史研究』第18号、1986年)も参照。
0 件のコメント:
コメントを投稿