2017年5月3日水曜日

ジェフレイ・チョーサー著『カンタベリー物語』翻訳目録(抄)

ジェフレイ・チョーサー著『カンタベリー物語』翻訳目録(抄)

◎金子健二(かねこけんじ)訳
 『カンタベリ物語』
 (東亜堂書房、1917年12月◇816頁)
  ⇒◎『カンタベリ物語(上・下)』
    (国際文献刊行会〔世界奇書異聞類聚1・2〕1926年2・4月
     ◇500・260頁)


◯亘理俊雄(わたりとしお)訳註
 『カンタベリー物語 ―序歌』
 (尚文堂、1934年◇132頁)


◯金子健二編訳 
 『カンタベリ物語』
 (ふもと社、1948年◇259頁)
  ※「序の歌」「粉屋のおぢさん物語」「会計吏物語」
   「水夫物語」「温泉町バスのあばずれ女房物語」「托鉢僧物語」
   「召喚吏物語」「地主物語」「商人物語」の9話を収録。

  ⇒◯『カンタベリー物語』
    (角川文庫、1973年1月◇203頁)
     ※「序の歌」「粉屋の物語」「家扶の物語」
       「船乗り物語」「バースの女房の物語」「托鉢僧の物語」
       「送達吏の物語」「郷士の物語」「商人の物語」の9話を収録。

 ★構成をみる限り、1973年刊行の「角川文庫」版は、
  1948年刊行の「ふもと社」版をもとに編集されたはずであるが、
  題名だけをみても、様々な改訂が加えられている。
  金子氏は1961年に亡くなっているので、
  1973年刊行の「角川文庫」編集の経緯には不明な所がある


◯小林智賀平(こばやしちかひら)編訳
 『カンタベリー物語』
 (コギト社、1948年◇164頁)


◯吉田新吾訳(よしだしんご)編訳
 『キャンタベリー物語』
 (創元社、1948年◇304頁)
  ※「序歌」「騎士の物語」「粉屋の物語」「家扶の物語」
   「修道尼院長の物語」「修道尼附僧侶の物語」
   「免罪僧の物語」「バースの女房の物語」の8話を収録。


◎西脇順三郎(にしわきじゅんざぶろう)訳
 『カンタベリ物語(上・中)』
 (東西出版社〔もだん・らいぶらりい〕1949年◇397・257頁、未完)

  ⇒◎『カンタベリ物語』
    (河出書房〔世界文学全集[第2期]7 〕1951年12月◇424頁)
  ⇒◯「カンタベリ物語」
    (筑摩書房〔世界文学大系8〕1961年◇174頁〔5-178〕※計395頁)
  ⇒◎「カンタベリ物語」
    (筑摩書房〔筑摩世界文学大系12〕1972年11月◇*頁〔-〕計496頁)
  ⇒◎『カンタベリ物語』
    (筑摩書房〔近代世界文学1〕1974年10月◇*頁〔-〕計485頁 )

  ⇒◎『カンタベリ物語(上・下)』
    (ちくま文庫、1987年4・5月◇433・435頁)


◯御輿員三(おごしかずそう)訳解
 『二十六の群像 :キャンタベリー物語序歌訳解』
 (南雲堂、1959年◇145頁)


◯神戸海星女子学院大学編
 『総序の詩 :チョーサーのカンタベリー物語』
 (中央出版社、1981年3月◇227頁)※対訳


◯神戸海星女子学院大学編
 『騎士の物語 :チョーサーのカンタベリー物語』
 (中央出版社、1983年3月◇390頁)※対訳


◯桝井迪夫(ますいみちお)訳
 『カンタベリー物語(上)』
 (岩波文庫、1973年11月◇345頁。未完)

 ⇒◎『完訳 カンタベリー物語(上・中・下)』
   (岩波文庫、1995年1月◇350・472・326頁)


◯繁尾久(しげおひさし)編訳
 『カンタベリ物語 選』
 (荒地出版社、1985年3月◇275頁)
  ※9話を収録。



◯武居正太郎(たけすえまさたろう)編訳
 『カンタベリ物語選訳集』
 (泉屋書店、2000年6月)
  ※「総序」「粉屋の物語」「家扶の物語」「船長の物語」
   「尼僧付き僧の物語」「免償説教師の物語」「バースの女房の物語」
   「托鉢僧の物語」「貿易商人の物語」の9話を収録。



◎笹本長敬(ささもとひさゆき)訳
 『カンタベリー物語』
 (英宝社、2002年6月◇677頁)


※インターネット上に公開されている玉井美枝子(たまいみえこ)著「本邦初訳の『カンタベリ物語』」(『英学史研究』第18号、1986年)も参照。

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