羽田正(はねだまさし。東京大学名誉教授)氏の監修による角川まんが学習シリーズ『世界の歴史3 秦・漢とローマ ― 古代の帝国●紀元前二〇〇~紀元後四〇〇年』(KADOKAWA、2021年2月◇223頁)を読みました。
第1章 西アジアと南アジアの王朝の興亡
・群雄割拠の西アジア
・ササン朝ペルシアの誕生
・古代インド王朝の興隆
・インド古典文化の形成
第2章 秦漢帝国、再び乱世へ
・秦帝国の中国統一
・第二の覇者、漢王朝
・三国時代の到来
・魏晋南北朝時代の動乱
第3章 繁栄するローマ帝国
・都市国家ローマの発展
・三頭政治とカエサルの台頭
・初代ローマ皇帝アウグストゥス
・ローマ人の暮らし
第4章 キリスト教と衰えるローマ帝国
・イエスの誕生
・迫害を受けるキリスト教
・ローマ帝国の動揺
・キリスト教の国教化と帝国の分裂
〔プロット執筆・監修〕
第1章 堀田和義(ほったかずよし。岡山理科大学准教授)
第2章 王 雯璐(東京大学東京カレッジ特任研究員)
第3章 長谷川敬(はせがわたかし。慶應義塾大学准教授)
第4章 辻明日香(つじあすか。川村学園女子大学准教授)
〔カバー・表紙〕近藤勝也(こんどうかつや。スタジオジブリ)
〔まんが作画〕柳沼行(やぎぬまこう)
〔シナリオ〕阿倍さかな
断片的に知っていた話が1つにつながって、大きな流れが出来上がっていく様を楽しむことができました。知らない地域の歴史は、いくら初学者向けでも、はじめて聞く名前が目白押しになるので、世界史にまったく興味のない人が最後まで読み切れるのかわかりませんが、世界史をバランスよく学びたい、という意思が定まっている人には、よくできた内容だと思います。いずれ高校の世界史で触れられる内容を、ダイジェストで見ていく感じです。
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