与謝野晶子(よさのあきこ。1878-1942)氏による現代語訳『源氏物語』。8月は、
第17帖「絵合(えあわせ)」〈https://amzn.to/3V3rBlT〉
第18帖「松風(まつかぜ)」〈https://amzn.to/41CCvD0〉
第19帖「薄雲(うすぐも)」〈https://amzn.to/3JItD8L〉
の3帖を読みました。第19帖で藤壺が亡くなったことは、物語の前半の区切りともいえそう。ふつうに読めますが、多少物語の力が弱まっているようにも感じます。しかし人生の後半を、誰にも興味深く書いてみせるのは相当難しいことのはず。私には、まだまだ面白い。
与謝野『源氏』は、全帖「青空文庫」で読めます。青空文庫版の底本は『全訳源氏物語 上巻』(角川文庫、1971年8月、改版初版発行)の第56版(1994年12月発行)が用いられています。もともとは上田英代(うえだひでよ)氏が、古典総合研究所のHP上(http://www.genji.co.jp)に入力公開されていたものを、青空文庫形式に編集しなおしたものです。
校正には第71版(2002年4月発行)が使用され、
第17帖「絵合」は、
kumi氏が校正を担当し、
2003年5月に青空文庫ファイルを作成。
第18帖「松風」は、
kumi氏が校正を担当し、
2003年6月に青空文庫ファイルを作成。
第19帖「薄雲」は、
kompass氏が校正を担当し、
2003年7月に青空文庫ファイルを作成。
と、各巻末に明記されていました。