吉川英治『三国志(一)~(八)』
(講談社、吉川英治歴史時代文庫33~40、1989年4月~1989年5月)
確か昨年末から読みはじめ、
4ヶ月かけてようやく読了しました。
特に飽くこともなく、
2週間1冊のペースで
読み進めることができました。
噂に違わず、
さまざまな個性をもった人間の型の宝庫で、
これを小中学生のときに、
夢中で読む機会があったなら、
人と人との織り成す世間の複雑さについて、
もう少し色んな知恵を身につけておけたのに、
と感じました。
吉川氏の達意の文章にも感謝。
私の中の古典として、今後もまた、
読み返していきたいと思います。
一つ難点。
ルビが少なく、恐らく小中学生では、
なかなか読み進められないのではないか、
と思いました。
内容的には、
小中学生のときに接しておきたい作品だと思うので、
総ルビに近いかたちで提供されていたなら、
と思います。
次はまた、
横山光輝氏の漫画版に戻ってみましょうか。
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