紫式部 著/與謝野晶子 訳
『全訳 源氏物語 四 新装版』
(角川文庫、平成20年5月)
※第4巻には、
「柏木(かしわぎ)」
「横笛(よこぶえ)」
「鈴虫(すずむし)」
「夕霧(ゆうぎり)一」
「夕霧(ゆうぎり)二」
「御法(みのり)」
「まぼろし」
「雲隠れ(くもがくれ)」
「匂宮(におうみや)」
「紅梅(こうばい)」
「竹河(たけかわ)」
「橋姫(はしひめ)」
「椎が本(しいがもと)」
「総角(あげまき)」
までの計14帖が収録されています。
與謝野晶子全訳の『源氏物語』、
ようやく第4巻を読み終えました。
前の巻を読んでから、
いつの間にか3ヶ月以上たってしまいました。
年度替わりにいろいろと、
新しい本を読みはじめたこともありますが、
光源氏が亡くなるまでで、
いったん力尽きたというか、
その後の展開について、
紫式部自身、少し立ち止まって、
模索しながら書き進めているようなところがありました。
私自身、まだここから先のストーリーを
よく知らないこともありますが、
時折中断し、また思い出したように
読み進めることをくり返しておりました。
「雲隠れ」以降、
紫式部以外の誰かが書いたのではないか、
とする学説もあるようですが、
この点については、
物語がもう少し頭に入ってきてから
改めて考えることにします。
今のところ、
あえて別人と考えざるを得ないほどの
違和感は感じませんでした。
與謝野源氏、
あと1冊残っています。
何とか秋までには、区切りをつけたいと思っております。
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