2012年6月26日火曜日

【読了】與謝野晶子 『全訳 源氏物語 四』



紫式部 著/與謝野晶子 訳
『全訳 源氏物語 四 新装版』
(角川文庫、平成20年5月)

※第4巻には、
 「柏木(かしわぎ)」
 「横笛(よこぶえ)」
 「鈴虫(すずむし)」
 「夕霧(ゆうぎり)一」
 「夕霧(ゆうぎり)二」
 「御法(みのり)」
 「まぼろし」
 「雲隠れ(くもがくれ)」
 「匂宮(におうみや)」
 「紅梅(こうばい)」
 「竹河(たけかわ)」
 「橋姫(はしひめ)」
 「椎が本(しいがもと)」
 「総角(あげまき)」
までの計14帖が収録されています。


與謝野晶子全訳の『源氏物語』、
ようやく第4巻を読み終えました。

前の巻を読んでから、
いつの間にか3ヶ月以上たってしまいました。

年度替わりにいろいろと、
新しい本を読みはじめたこともありますが、


光源氏が亡くなるまでで、
いったん力尽きたというか、

その後の展開について、
紫式部自身、少し立ち止まって、
模索しながら書き進めているようなところがありました。


私自身、まだここから先のストーリーを
よく知らないこともありますが、

時折中断し、また思い出したように
読み進めることをくり返しておりました。


「雲隠れ」以降、
紫式部以外の誰かが書いたのではないか、
とする学説もあるようですが、

この点については、
物語がもう少し頭に入ってきてから
改めて考えることにします。

今のところ、
あえて別人と考えざるを得ないほどの
違和感は感じませんでした。


與謝野源氏、
あと1冊残っています。
何とか秋までには、区切りをつけたいと思っております。

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